【かう、久留米絣】 どうして買って欲しいんだろう?

スタッフみんなで考える
どうして「買って」欲しいの、久留米絣

第11回もんぺ博覧会を開催するにあたって、自分たち自身も改めて久留米絣を伝えることについて考えています。どうして知って欲しいのか?どうして穿いて欲しいのか?どうして買って欲しいのか?初心に立ち返って考えています。

久留米絣を「しる・かう・はく」ことについて、うなぎの寝床のスタッフみんなに、「どうしてか?」を聞いてみました。
今回は「かう」編です。

「しる」編はこちら

MONPEの商品一覧はこちら

第11回もんぺ博覧会 in 愛媛大洲(6/7から開催!)

 

心地よさを繋いでいくために

久留米絣は幼い頃からすぐ近くにある風景でした。機場が遊び場のようなもので、織機が動く音や機械に指す油の匂いだけは今でも覚えています。しかし、それから関わりがあったわけではなく、あることは知っていても身に着けることは全くありませんでした。近くにあるからこそ、その価値に気づくことができなかったのだろうと思います。

繊維関係の仕事に就き、ものづくりに関わる中で量産や科学の力では得られない、素材を生かした久留米絣の風合いの良さを感じました。綿本来の素材を生かし、余計なことをしないからこそこの心地よさがあるのではないかと思っています。

だからこそ、まずは地元の人にこそこの心地よさを知って欲しいと思います。身近にある久留米絣を知って、使う人もつくる人も心豊かな暮らしが続いていけるように、久留米絣を日常で体感して欲しいです。

池田(大番頭・生産)

MONPE:MONPE 無地 ベーシック レッド
164cm / Mサイズ

 

久留米絣が続いていくために

久留米絣と関わりはじめて 10 年近く経ちました。10 年前には 30 軒以上と聞いていた織元も現在は 20 軒弱になっています。地域文化商社として何ができるのか、考える日々です。

うんちくあれこれではなく、久留米絣は単純に着心地がよいと感じています。10 年着続けている今も自然ともんぺに手が伸びます。この着心地のよさをいろんな人に体感してほしいと思いますし、できれば買って、手にして日々使ってみてほしいです。そうやって“いいな”と感じて多くの人が使ってくれる、買ってくれることが、久留米絣が産地として続いていくことに繋がっていきます。

普段の生活ではなかなか意識しづらかったり、感じにくかったりもすると思いますが、“買う”ことで、久留米絣や他のものづくりが続いていくことに関わることができます。多くの人が関わっているものづくりや産地は、自然と継続していきます。もちろん買う以外にも、使い続ける、伝えるなどいろんな関わり方があります。買って、使って、伝えて、久留米絣に、産地に、みんなで一緒に関わっていけたらと思います。

富永(交流・交易)

MONPE:MONPE チノタイプ ベージュ
180cm / Lサイズ

スタッフみんなで考える
どうして「しって・かって・はいて」欲しいの、久留米絣

前回、続きはこちら↓
【しる、久留米絣】 どうして知って欲しいんだろう?
【はく、久留米絣】 どうして穿いて欲しいんだろう?

総数1500本!
次は「愛媛大洲」で開催!

織元4軒とうなぎの寝床の合計5社の多種多様なもんぺを総数1500本以上、色とりどり、多様な柄と模様、形もさまざまにご用意いたします。会場それぞれでお披露目となる新作もんぺもありますのでお楽しみに!

イベント詳細はこちら

●愛媛・大洲
うなぎの寝床 愛媛大洲店
2024年6月7日(金)~6月16日(日)
店休日 火・水
営業  10:30〜17:00
住所  愛媛県大洲市大洲240-2(会場アクセス
電話  0893-57-6303
駐車場 あり

●福岡・八女
うなぎの寝床 旧丸林本家+旧寺崎邸
2024年7月4日(木)~7月15日(月・祝)
店休日   会期中休みなし
営業    11:00~17:00
旧丸林本家 福岡県八女市本町267(会場アクセス
旧寺崎邸  福岡県八女市本町327(会場アクセス
電話    0943-22-3699
駐車場   あり

参加織元:(順不同・敬称略)
野村織物丸亀絣織物坂田織物下川織物

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