絣ってなんだろう? – 久留米絣を通して伊予かすりを知る - 愛媛大洲店

うなぎの寝床愛媛大洲店では、「絣ってなんだろう – 久留米絣を通して伊予かすりを知る –」を4月22日(月)まで開催しています。 

本企画展は伊予かすりについて一緒に考えられるきっかけにできればと企画しました。久留米絣を通して伊予かすりはどのように作られていたのか、絣にはどのような柄があるのかを知ってもらい、伊予かすりについて皆さんと一緒に考えていけたらと思います。 

日本三大絣
福岡に久留米絣あり、愛媛に伊予かすりあり

うなぎの寝床の創業地である福岡県の筑後地域は久留米絣という伝統的な織物の産地です。その産地のなかで私たちはMONPEやKAPPOGIといった久留米絣の生地をつかったプロダクトを作り続けてきました。そして愛媛県には伊予かすりがあり、広島の備後絣、福岡の久留米絣と並びかつては三大絣産地の一つとして明治時代後期には全国一の絣生産量を誇りました。伊予かすりのある風景が愛媛県人の暮らしの中に当たり前にあったのではないかと想像します。 

しかし、洋服の普及や産業構造の変化に伴い伊予かすりの生産は減少していき、現在、絣のほとんどの生産は久留米絣が中心となっています。福岡では電車や街中で久留米絣を見かけることがありますが、愛媛県では普段の生活の中で伊予かすりを見る機会は滅多にないように感じます。 

本企画展では以下4つの展示を設けて、久留米絣を通して伊予かすりを知ってもらえるようにしています。

1.「絣ってなんだろう?」 

絣とはどんな織物なのか、どのようにして織られているのかを知ってもらうための展示です。絣の多様な柄と模様は、プリントではなく、織る前に糸を1本1本染め分け、その糸を織ることで柄を作っていきます。動画も交えて簡易的ですがこれらの工程を紹介しています。織られる過程や現代の久留米絣の道具を見てもらうことで絣を知ってもらえます。 

 2.「久留米絣を知る」 

うなぎの寝床の創業地である福岡県の筑後地域は久留米絣という伝統的な織物の産地です。久留米絣には多種多様な柄があり、かつては普段着の着物として使われており、現在でも反物幅(36cm)で織られています。久留米絣にはどんな柄があるのか、そして反物の幅で織られた生地をどのように現代でも活用できるのかを紹介します。 

 3.3大絣産地の今」 

かつての三大絣産地の一つ、「備後絣」がある広島県は今やデニムの産地へと変わっていきました。また、備後絣はその伝統から派生した新しい生地ブランド「備後節織」として今でも織られています。そして愛媛の織物といえば「今治タオル」です。愛媛には伊予かすりがあり綿織物が盛んな地域だったからこそ今治タオルが盛んになる土壌があったのではないかと推測します。久留米絣、備後絣、伊予かすりの3大絣産地の今を知ることはこれまでの織物産業の歴史を知るきっかけになると考えています。 

4.「絣の奥深さと可能性」 

うなぎの寝床はこの10年間、久留米絣について、産地について日々問いながら活動を続けてきました。そして、これから先の久留米絣や産地に対して、地域文化商社として何ができるだろうか?と悩み、考えて、定番MONPEのリニューアルを決定しました。新しく加わるMONPEではくくりでの柄の表現の可能性や、シャトル織機から生まれる生地の風合いと多様さ、絣での縞模様の新たな表現を模索しています。織物生地の奥深さを感じてください。 

絣を体感する、日常に取り入れる

本企画展のみならず、絣をより身近に感じ、体感をしていただくために、「もんぺ博覧会」を6月7日(金)から6月16日(日)にかけて開催します。うなぎの寝床だけでなく、久留米絣の織元のもんぺが期間限定で見られ、さらには伊予かすり柄のもんぺの発売も予定しています。久留米絣を通して伊予かすりを考える場をこれからも作っていけたらと思います。 

 

【本件に関するお問合せ先】 
愛媛大洲店担当 : 沼倉
電話 : 0893-57-6303
mail : u-oozu@unagino-nedoko.net 


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