【新作MONPE第3弾】 MONPE まるさんかくしかく

「よこ絣」で表現する、ポップだけど深みがある柄

久留米絣の定番MONPEに、3つの図形が散りばめられたまるさんかくしかくが仲間入りしました!

久留米絣の柄や模様は、できた生地の上に柄をのせるプリントなどとは異なり、織る前の糸を染め分ける「先染め」で生み出すのが特徴です。糸をくくって、染めて、解いて、染め分けた部分で柄を表現するという技法で、独特のかすれたような模様になります。

「まるさんかくしかく」では、よこ糸をくくりで染め分けて柄をつくる「よこ絣」の技法で柄を表現しています。6つの図形を組み合わせ、すべての柄が一本のMONPEに入るように仕上げました。たて糸には細い縞が入っており、濃淡のある色味になっています。揺らぎのある模様も相まって、ポップだけど派手すぎない、深みのある印象になりました。

福岡県南部の筑後地域で生産される久留米絣は、旧式のシャトル織機を使用し、空気を含みながらゆったりと織ることで生まれる柔らかな風合いも特徴の一つです。使い込むほどにクタッと体に馴染んでいきます。通気性・吸水性がよく、乾きも早いので夏は特に活躍します。生地の厚さはベーシックタイプです。

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6つの図案が、1つの柄に
よこ絣の柄表現

久留米絣の柄は、くくりによって染め分けた糸をたて糸とよこ糸のどこに使うかで、「たて絣」「よこ絣」「たてよこ絣」の3つの種類に分けることができます。この「まるさんかくしかく」は、「よこ絣」で模様を表現しています。

よこ絣では、1つの図案で約24cmの柄を織ることができます。一般的なよこ絣ではこの図案1つをリピートし、柄を続けて織ることがありますが、今回の生地は柄ごとに6つの図案を組み合わせています。

1つの図案を繰り返す場合よりも、糸の仕込み(くくり、染色など)の量も増え、また柄を順番通りに正しく出すために時間も手間もかかります。製作をお願いしている丸亀絣織物では、こうした工程の管理も徹底されており、小柄から大柄まで、多種多様で特徴的な柄の久留米絣を手がけています。

 

まる、さんかく、しかく
あなたには何に見える?

大小の「◯△□」が並んだポップな柄。その一方で、この世の存在すべてを3つの図形に代表させ「大宇宙」を表すなど、この単純な図形たちは多くの解釈をされてきたと言われています。柄を何と見立てるか、解釈は様々ですが、「◯△□」の並びに人それぞれが意味を持たすことができるのが面白いと思います。

先人がつけた意味を知ったり、自分で意味を想像したり、それぞれ違う見方を共有し合うことも久留米絣の柄の楽しみ方の一つです。まる、さんかく、しかく、あなたには何に見えますか?

 

<色展開>

MONPE まるさんかくしかく レッド
18,700円(税込)

MONPE まるさんかくしかく ブルー
18,700円(税込)

MONPE まるさんかくしかく グリーン
18,700円(税込)

 

ブルー(172cm / Lサイズ)
グリーン(155cm / Mサイズ)
レッド(163cm / Sサイズ)

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【つくりて紹介】 丸亀絣織物工場 (織物・久留米絣 / 福岡県・広川町)

 

日本のジーンズ「MONPE」

私たちが暮らす福岡県南部の筑後地方では久留米絣という伝統工芸が今でも残ります。この地方では昔からもんぺの生地が織られていました。ある時「もんぺは今の時代でも穿けるのではないか。」と考えはじめ、着方の提案や布の開発をはじめたのが2011年です。

アメリカの「ジーンズ」は、元来鉱夫のワークパンツとして使用されており、それが日常着に変わっていったという歴史があります。日本の「もんぺ」も農作業からはじまり、日常着へと変化していく可能性があるのではないかと取り組みを続けています。

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