うなぎの寝床が参画してきた「ブツマプロジェクト」の企画する八女福島仏壇「仏壇大事典」展を、1月25日(水)より MUJIキャナルシティ博多4FOpenMUJIにて開催いたします。
仏壇を取り巻く 豊穣な世界へようこそ
核家族化の進行に伴い住居空間が変化する中、 その大きさや装飾性が仇となり、 今や一般家庭であまり見かけることのない仏壇。ではどんな“仏壇”であれば、現代の暮らしと共生できるのか――。
八女福島仏壇仏具協同組合では、約5年間に渡り「ブツマプロジェクト」に取り組む中で、生活と信仰の「間」について再考し、 媒体としての仏壇のあるべきかたちを探ってきました。 本展示では「ブツマプロジェクト」の集大成として、八女福島仏壇をめぐるさまざまなキーワードを実際のモノと 一緒に「事典」のフォーマットで紹介。併せて、ブツマプロジェクトを通して開発された「ブツマ仏壇」4種も展示し、プロジェクトで行ってきたリサーチやプロトタイピングの流れなどについて解説を行います。
暮らしに深く根ざし、それがゆえに単なる宗教用具以上の発展を遂げてきた仏壇と、それを取り巻く豊穣な世界。
本展示を通し、ぜひその一端に触れてみてください。
八女福島仏壇「仏壇大事典」展 開催概要
会期:2023年1月25日(水)-1月29日(日)
営業時間:10:00-18:00(最終日15:00まで) ※開催期間中無休
会場:MUJIキャナルシティ博多4FOpenMUJI
(福岡県福岡市博多区住吉1-2-1 ノースビル3~4F)
入場料: 無料
【主催】八女福島仏壇仏具協同組合
【企画】ブツマプロジェクト
お問い合わせ:info@yamebutsudan.or.jp
ブツマプロジェクトを通して開発された「ブツマ仏壇」
一段仏壇 朱塗
手元仏壇
ブツマプロジェクトについて
2018年八女福島仏壇仏具協同組合内に発足。組合とともに、TISSUE Inc 、なかにわデザインオフィス、うなぎの寝床の3社が、仏壇のあるべきかたちを探ってきました。2022年より株式会社SAITOも参画しています。
https://butsumaproject.studio.site/
八女福島仏壇について
福岡県八女市(旧・福島町)を中心とした八女地方で作られ、その産地名を名称に冠した八女福島仏壇。荘厳で華やかな装飾と仏殿楼閣を模造したスタイルが特徴。この地域では、江戸時代後期から仏壇の製造がはじまったとされており、今でもその大半が、木地、宮殿、金具、彫刻、蒔絵、仕上げを担う6部門の職人の分業による手仕事で作られている。1977年、国の伝統的工芸品に指定。
https://yamebutsudan.or.jp