【つくり手紹介】民話のタヌキがモデルの分解して遊べるこま。一貫して守り続けられている作り方やデザイン。

分解して遊べるこま、彦一こま
つくり手:井芹眞彦さん(熊本県八代郡氷川町)

彦一こまは、熊本県八代地方の郷土玩具です。熊本の民話「彦一とんち話」に登場するタヌキがモデルとなっており、分解すると笠・頭・胴・尻尾と土台の4つのこまとして遊べます。井芹勉さんが昭和初期から余技としてスイカやトマトなどの小さな野菜の手回しこまを作っていたのが始まりで、現在は2代目の井芹眞彦さんが引き継いでいます。眞彦さんは34歳まで横浜でサラリーマンをしていましたが、高齢の父を案じて帰郷し、1977年に2代目を継ぎます。

 

民話のタヌキがモデル。
一貫して守り続けられている作り方やデザイン。

こま作りについてはほぼ独学で、使う道具も自分で改良した自作のものを使用しています。木肌が細やかで削りやすい桜の木を使用して作られており、人吉市から桜の木を取り寄せ、変形や割れるのを防ぐために半年かけて自然乾燥させ、ろくろを挽いて作られます。熊本の伝統工芸品として一貫して作り方やデザインを守り続けています。タヌキのほかに、おてもやん、亀、野菜や果物をモチーフにしたこまも制作しています。※お求めはうなぎの寝床旧寺崎邸店頭にて(年内通販掲載予定)

photo by Koichiro Fujimoto

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ーつくりて情報ー
彦一こま(井芹眞彦さん):熊本県八代郡氷川町

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