【企画展】灯籠づくりからみる山鹿と八女のつながり
【企画展】灯籠づくりからみる山鹿と八女のつながり
山鹿灯籠づくりに使われる材料の産地をたどっていくと、山鹿と八女という「地域」に密接なつながりがありました。
山鹿灯籠は「手漉き和紙」で作られています。手漉き和紙の原料は「楮(こうぞ)」という植物です。楮の皮を剥いで繊維をほぐし、漉いてできています。
「楮」は山鹿で採れたもの、その原料をもとに和紙をつくっているのが八女です。
八女の手漉き和紙は耐久性に富んだ強靭な和紙として知られており、山鹿灯籠には専用の手すき和紙が作られています。また、和紙のつながりだけではありません。灯籠の完成品から見えない部分となりますが、金灯籠を作る最初の工程に金紙と和紙を貼り合わせる「裏打ち(うらうち)」という工程があります。この貼り合わせに使用されているのが八女市に工場を構えるダイアックスの「ダイヤ糊」です。小麦粉成分の洗濯のりとして障子貼りにも馴染みがある方も多いのではないでしょうか?灯籠師職人の方がいろんな糊を試してみた結果、ダイヤ糊が和紙との相性が一番よかったとのことです。
山鹿灯籠をご覧になった際、八女と山鹿に地域のつながりがあることを思い出していただけたらと思います。
企画展では実物の金灯籠のほか、灯籠職人がつくった奉納灯籠を展示しております。実際に間近で見ると圧巻です。田中
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◯和紙と糊でできるもの展
-山鹿・灯籠師の技術を通して-
2019年9月20日(金)~29日(日)
会場:うなぎの寝床 旧寺崎邸
休み:火曜・水曜休み
時間:11:30-18:00
住所:福岡県八女市本町327
電話: 0943-24-8021
ヤマノテさんのHPはこちら→http://yamaga-yamanote.com/
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