【イベント】「もんぺずらずら〜」at ALBUS 2F / 福岡警固 / 地域にひらかれた写真館で、久留米絣に出会おう。

「もんぺずらずら〜 at ALBUS 2F」

福岡警固 | ALBUS 2F | 7月27日(土)〜8月4日(日)

「現代風もんぺ」って何?→こちらをクリック


○ 企画について

地域にひらかれた写真館で、久留米絣に出会おう。

「ご飯もたべれる まちの写真館」として、地域と家族に関わり合いながら、写真文化を伝える活動をしているALBUS。今回、地元福岡で織り紡がれてきた久留米絣のもんぺを伝える場所として、一緒に「もんぺずらずら〜」を開催させてもらうことになりました。

会場には、久留米絣を中心に70種以上300本ほどの、多種多様なもんぺがずらずらっと並びます。また他産地の織物も知ってほしいという思いで、備後絣(広島)・遠州織物(静岡)・グアテマラ(中南米)の絣生地などのもんぺも並びます。

戦時中に着物をほどいてつくられ、戦後に農作業着として定着したもんぺには、福岡県南部でつくられる伝統的な綿織物である久留米絣が使われてきました。糸を縛って染めて柄をつくる、現代では考えられないくらい複雑な工程を経て、80年ほど前のビンテージ織機で織られています。

古い織機がならぶ工房、親から子へと技術をつないできた人々。かつては300件以上あった織元も、いまは23件まで減っています。その空間も記憶も、久留米絣が織られなくなってしまえば、消えていってしまうもの。久留米絣の布には、そんな地域の文化も織り込まれているのです。

地域にひらかれた写真館ALBUSへ、お一人でもカップルでもファミリーみんなとでも、久留米絣に出会いにきてもらえたら嬉しいです!

 


○ 開催日程

「もんぺずらずら〜 at ALBUS 2F」

福岡警固 | ALBUS 2F | 7月27日(土)〜8月4日(日)

日付:2019年7月27日(土) – 8月4日(日) ※30日(水)・1日(木) 休み
時間:11:30-18:00 ※27日・28日・3日は19:00まで
会場:ALBUS 2F
住所:〒810-0023 福岡市中央区警固2-9-14
tel: 092-791-9335
※駐車場なし(ご利用の際は近隣のコインパーキングをご利用ください)

 

 


○ 会場について

撮る、残していく、未来に

今を生きる子どもたちが、いつかおじいちゃんおばあちゃんになって、孫に自分の写真を見せるときどんな話しをするだろう。残された1枚の写真が歴史を伝え、現在へとつなげてくれる。写真とはそれに流れている時間や記憶をそう呼ぶのではないか、そんな「写真」を伝えていくための写真屋としてALBUSは生まれました。

アルバスでは、撮影や現像はもちろん、2Fギャラリーでは写真にまつわる様々な活動に取り組んでいます。となりにはご飯が食べられるトレネもあり、まちを「家族」として捉え、さまざまな人たちにひらかれた、写真館なのです。

代表の酒井さんは、まちにひらく場として、2018年にはいふくまち保育園を開園。家族や地域のつながり、そして原風景を残していく活動もされています。

email: info@albus.in

○ 関連イベント

その一、

「うなぎの寝床 白水さんと一緒に、はたらきかた研究ゼミ」

※要予約

八女を拠点に様々なビジネスを展開されている株式会社うなぎの寝床代表 白水高広さん。うなぎの寝床では、地域文化商社として地域文化にどうやって商業機能をつけるのかという経済的なシステムを考え日々実行されています。それは、アンテナショップとして自分たちで売ることもあれば、メーカーとなり人とつなげたり売る人に説明したりと、様々な姿カタチになりかわり経済部分を担う役割をしています。そのためにはまず、文化的背景をとことん探求するのだとか。

今回のイベントは、そんな白水さんのノウハウを活かして、みなさんの「これ、どうしたらいいんだろう」を一緒に探求して解決のヒントをみつける少人数制の研究会です。おしごとのお悩みや、カタチにしたいものがあるけどどうしたらいいかわからない人、世の中に対してこんな疑問があるんだけど!という方、白水さんと一緒にそのことについて深く考えてみませんか?

どなたでも参加OK。お申し込み時にみなさんの「これ、どうしたらいいんだろう」と教えてくださいね。

日時:8月4日(日) 12:00〜(約2時間)
場所:いふくまち保育園 住所:福岡県中央区薬院伊福町11-3
料金:3,500円
定員:10名
予約:こちらのフォームよりお申し込みください https://forms.gle/kkpotUdo1LwUhwWh9
*予約締め切りは7月21日(日)までです
*応募多数の場合は抽選でのご案内となります
*応募多数の場合は予約締め切り後、7月22日(月)に抽選を行いお申し込みいただいたみなさまへご連絡をさせていただきます
*会は2時間ほどを予定していますが、余裕をもってご参加ください

※詳細はALBUS店頭 or HPより:こちらをクリック!


プロフィール:うなぎの寝床代表取締役 白水高広
1985年佐賀県生まれ、大分大学工学部福祉環境工学科建築コース卒業。福岡県南部・筑後地域の商品開発やブランディングを行う「九州ちくご元気計画」の主任推進員として経験を積む。任期を終え2012年7月にアンテナショップうなぎの寝床を立ち上げる。地域に足りない要素や機能を考え実装する地域文化商社を目指し活動しており、お店の運営、メーカー的側面、企画、制作、他地域との交流・交易など幅広く活動する。

 

その二、

「もんぺで撮影会 」 – 限定30組!- ※要予約

ALBUS2Fのスタジオで、もんぺを穿いて、ご家族やご友人と記念写真を撮りませんか?
写真そのものは今ではスマホで誰でも撮れる時代になりましたが、スタジオでプロの方に撮ってもらうその時間そのものが、とても豊かで思い出深い時間になります。いましかない一瞬を、ぜひ残していかれてはいかがでしょうか?

日時:2019年9月1日(日) – 9月30日(月) ※毎週水木はお休み
場所:ALBUS 2F スタジオ
内容:撮影+データ5カット+Lサイズプリント5枚
対象:今回の展示販売会でもんぺを購入された方 ※限定30組
料金:8,500円+tax
撮影時間:20分ほど
予約:店頭、お電話(092-791-9335)、メール(info@albus.in)、予約フォームより(https://greserve.vein2.com/reserve/albus
*先着順限定30組、もんぺずらずら〜展示販売会でのお申し込みをおすすめします
*7月27日(土)〜 8月4日(日)の展示販売会にてもんぺを購入された方のみお申し込みいただけます

\久留米絣×ALBUSオリジナル額もあるよ!/
マットに久留米絣を使用したもんぺで撮影会限定のオリジナル額です
1台 9,000円(税別)

\久留米絣でつくった小物アイテムもあるよ!/
こども用もんぺ、リボンや蝶ネクタイ、ベビーオムツなどを無料でレンタルできます

\5カット以上撮影データが欲しい人はデータ追加もあるよ!/
お子さん1人のいろんなポーズ、兄弟で、お父さんとお母さんのツーショットなどいろんなパターンのお写真をたくさん撮影します
データ追加:6,000円(税別)
*ご希望の場合は予約時or撮影当日に店頭にてお伝えください
*20カット以上お渡しします

※詳細はALBUS店頭 or HPより:こちらをクリック!

○ 久留米絣とMONPEについて

※チラシのPDF版はこちらからダウンロード!

その一、着物をほどいて作られた「もんぺ」

1942年、厚生省による着衣のガイドライン「婦人標準服」で発表され、もんぺは全国に広がりました。布不足の中、女性たちは着物をほどいてもんぺを仕立てたのです。戦後も農作業着として定着し、久留米絣の生地が使われてきた歴史があります。

その二、糸を縛るってどういうこと?

絣(かすり)とは、糸を縛って防染し柄をつくる技法のことです。イメージしにくいかもしれませんが、文字通り織る前の糸の束をぐるぐるっと縛る「くくり」と呼ばれる工程です。その糸を染めてほどいて、白く残ったところが柄になります。

その三、久留米絣の柄の種類は?

織物には、たて糸とよこ糸があり、絣にもよこ糸をくくる「よこ絣」、たて糸をくくる「たて絣」、そして両方ともくくる「たてよこ絣」があり、柄合わせが難しく技術が必要です。他にも産地では無地、縞、チェックも織られています。

その四、TOYOTAのビンデージ織機

トヨタ創業者の豊田佐吉が開発したものと同じモデルの、80年ほど前の小幅のシャトル織機を今でも使っています。現代の高速織機に比べると織りがゆるやかで、とても軽くやわらかく、手織りに近いような風合いの生地なのです。

その五、カラフルな柄もたくさん

久留米絣の染めは伝統的には藍染でしたが、化学染料が導入されてからは、さまざまな色の生地が織られるようになりました。今も藍染を続ける織元も残っていますが、MONPEシリーズでは主に化学染料を使用しています。

その六、縮小する久留米絣の産地の現状

最盛期には300件以上あった織元も現在は20数件まで減っています。それでも藍染手織りと化学染料機械織りの織元が半々ほど残っており、個性ある織元ばかりです。新しい層に久留米絣のことを知ってもらい着てほしいと思っています。

○ 主催

主催・お問い合わせ:株式会社 うなぎの寝床

〒834-9931 福岡県八女市267
TEL: 0943-22-3699 Email: u-info@unagino-nedoko.net
URL: http://unagino-nedoko.net

うなぎの寝床は、2012年7月に九州・ちくごのものづくりを伝えるアンテナショップとしてスタートした「地域文化商社」です。地域文化を、文化的にも経済的にも、持続可能な形で継続させていくために活動しています。久留米絣をはじめとして、地域に残る「物」や「人」などの資源を発掘・解釈し、商業機能を担いながら、現代に伝え直していきます。

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