【イベント】yohakuの産直シリーズーyohakuの服づくり 渡辺さんの頭の中展ー
【イベント】yohakuの産直シリーズーyohakuの服づくり 渡辺さんの頭の中展ー
ーyohakuの産直シリーズー
その土地にある織物や染めなどの技術をyohakuの感覚を通して伝えるyohakuの「産直シリーズ」。今回は備後節織についてご紹介します。
備後節織とは、広島の伝統的な織物「備後絣」から派生した新しい生地のブランドです。備後絣は広島県福山市新市町一帯で江戸時代から生産され、久留米絣、伊予絣と並ぶ日本三大絣のひとつと言われていました。ピーク時(昭和30年代)には国内生産の約7割を占めたほど。たくさんの機場があり量産されましたが、その後は和服離れなどもあって減り続け、現在織っているのはたったの2軒だけです。
そんな状況の中で、新しく生まれたのが「備後節織」です。熟練の職人による染めの工程から始まり、天候を気にしながら天日干し。小幅ではなく広幅の旧式シャトル織機でゆっくり織られます。そのため一日に30mほどしか織ることができません。手間暇もかかり生産量が限られるとても貴重な生地なのです。
以前雑誌の企画でyohakuさんがこの備後節織を使った製品をつくり、うなぎの寝床もそれがきっかけで出会い、備後節織を使ったうなぎの寝床のもんぺもそこから生まれました。備後節織は節のあるネップ糸が使用されているので、ポコポコとした肌触りが特徴。今回の企画展では、ワンピースやコートがならぶ予定です。汗ばむ夏には涼しく、ジャブジャブ水で洗えるのでこれからの季節にはちょうど良いかと思います。
yohakuさんは秋田の自社工場でもともとはOEM(他社ブランド製品の製造)が主体でしたが、その後は自社製品の製造販売を主体に、奈良、大阪、和歌山、広島、福岡、群馬、奄美、秋田、東京など日本各地の工場で、編み、織り、染め、縫製、加工を行なっています。
その中で各地の職人さんと付き合い、良い服作りについて向き合ってこられました。一枚の服ができるまでに実にさまざまな「つくる人たち」との出会いがあり、その人たちの手から手に渡って、最後には「着る人」の手に渡ります。“ただ服を作って売るだけでなく、その一枚の服を着てくれる人に、つくる人たちの活動を伝えていきたい。”そんな思いでyohakuさんは日々コツコツと服をつくり続けています。「産直シリーズは」備後節織以外にもさまざまな土地の織や染めのものをつかったシリーズがあります。(今回は埼玉で染められた藍染めの製品も一緒にならぶ予定です)
衣服は人間にとって、非常に身近なものであるにも関わらず、現代日本で暮らす私たちはそれらがどこで、誰の手によって、どうつくられ、どう流通し自分の手に渡るのか知らないものです。考えたこともないかもしれません。「産直シリーズは」は例えて言うならば、生産者の名前付きの産地直送野菜直売所のようなもの。yohakuの取り組みを通じて、現代の服作りや産地のことについてほんのすこしでも考え、知るきっかけになればと思います。
オニキ
【yohakuの通販】
http://urx.red/ZMWe
【備後節織 × うなぎの寝床 もんぺ】
http://urx.red/Y7ei
【yohaku×うなぎの寝床KATA Tシャツシリーズ】
http://shop.unagino-nedoko.net/?mode=cate&cbid=1407739&csid=9&sort=n
【企画展】
http://urx2.nu/6MVF
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◯ yohakuの服づくり 渡辺さんの頭の中展
会期: 2019年3月8日(金)~2019年3月24日(日)
会場:旧寺崎邸2F 企画展1
時間: 11:30-18:00
休み:火曜・水曜
住所:福岡県八女市本町327
電話:0943-24-8021
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