【イベント】おーるうなーず and IID世田谷ものづくり学校 創業感謝祭

会場:IID世田谷ものづくり学校
日程:6月29日(金)-7月1日(日)
主催:オールユアーズ・うなぎの寝床・世田谷ものづくり学校

co-opは金土中心、うなぎとおーるゆあーずの商品は金曜日から。

ものづくりを体感する3日間
ものづくりの体感と共用を生み出したい。

うなぎの寝床の白水です。うなぎの寝床は7年目を迎えました。この6年間運営をしてきた中で、創業感謝祭のようなものは一度もやったことはなく、創業日にイベントなどをしたことも頓着もなく、お客さんに「おめでとうございます。」と言われる始末。東京池尻を拠点に活動しているオールユアーズという活動をしている木村さんとお会いして、たまたま創業日が一緒ということもあり、うちが「co-op」という未来の生協みたいな共同体イベントを世田谷ものづくり学校でやってるので、一緒にイベントやりましょうよ!と木村さん的な悪ノリ(いいノリ)からはじまった企画となりました。ただ、僕たちには僕ちで、動機が必要というか、やる意味みたいなものを見出したくて、本来は八女でやるべき創業感謝祭を東京で執り行う。もちろん、八女は別の形でやらなければとは考えてますが。

オールユアーズは、大手のアパレルでMDと、服や布の設計をしていた木村さんと原さんが創業された会社です。ぼくらの共通点は「ものづくり」だと考えています。そして、ものにたいする体感や共用、そして教養を重要視していると考えています(あくまでも僕は)。国産のものづくりがどうあるべきか?きちんと言葉にして言っているわけではないし、やりながら摸索しているので、答えもなにもないのですが、それをwebのように思考と体感を更新し続けながら、作り手の方々と考えながら構築しています。そこが共通点かなと思います。

今回のイベントは、僕はコミュニケーションイベントだと思っています。服や出店者(co-op)の方々のものを見てみたり、着てみたり、体感の総量を増やしていく。これが重要だと考えています。うなぎの寝床と、オールユアーズ、拠点は違いますが、思想や概念はわりと似ている二社、そして、おーるゆあーずと愉快な仲間たちで構成されているco-opのみなさん、会場で創業日7月ということで、共催を受け入れてくださったIID世田谷ものづくり学校。みんなで作れるイベントにしたいなと考えています。どうぞ、よろしくお願いします。

○入り口

居酒屋おーるゆあーず 代表木村昌史の接待
うなぎの寝床の気晴茶会 代表白水高広の茶会

代表取締役である木村と白水が、ひたすらご挨拶をして感謝の意をしるします。木村はひたすら飲みニケーションを白水は現在煎茶への探求をしているので、ひたすらお茶を入れ続けたいと思います。福岡県の八女市はお茶の産地で八女茶と言います。お茶は元々禅宗の坊さん栄西さんが運んで来て、大変な修行の合間に飲む飲み物として親しまれてき、日常に入ってきました。茶の湯は禅の思考が入ったものが、茶の湯として昇華されたものです。白水は茶の湯はできませんが、お茶を入れながらゆっくり話すというのは、お店を開いた当初お客さんに対してやっており、原点に帰って、みんなにお茶を振る舞いたいと思います。どうぞ、お越しください。木村はひたすら来る人と話したり、議論したりします。

うなぎの寝床 MONPE

オールユアーズ LIFE-SPEC WEAR

○101 IID GALLERY

オールユアーズLIFE-SPEC WEAR
うなぎの寝床MONPE

オールユアーズはライフスペックと称し、機能的な日常着の提案を永遠としております。それを定番化し、織元も消費者も含めて共犯者として位置付け、巻き込み型という形態をとりながら文化発信をしています。大手のように企画が一回で終わるというよりも、いい機能素材は、しっかりと定番化して長く来てもらいながら一緒に過ごすというイメージでしょうか。さらに、国産!とはうたってはいないのですが、国産の工場と資本提携もしっかりとしながら、生産しているというのも実は一つの特徴ではあります。うなぎの寝床は代表的な商品としてはMONPEです。福岡県南の伝統工芸品である久留米絣を使い「蛍の墓」で出て来るようなもんぺを、生地の選定や型紙の調整により現代へ蘇らせました。1型で、年間15000着から20000着ほどの生産を現在では誇ります。この両者の服をぜひ体感してもらいたいと思います。

○211 / 301

LIFE SPEC CO-OP

あたらしいアイディアで作られた日用品、生活に役立つ道具たち。ナイスな発想、工夫、想いでものづくりされた商品たちが僕らの周りにだんだんそろってきました。それって、たいがいナイスな人たちが作ってるんです。そんなモノやヒトと交流できる3日間。言葉や作っている物はちがえど、同じような想いを持って、お互い共感を抱いているものづくりの人たちがみんなで集まった仮想のお店を期間限定で開店します。製品そのものの開発コンセプトや、作り手の意志や物語、使用者の使い心地を大切にしたマーケットです。

LIFE SPEC CO-OPとは、あなたの生活にもきっと役立つコトがある。生活にちょうどいい。オーバースペックじゃない、生活を豊かにするためのもの。そんな新しい生活日用品を取り扱う、体験型CO-OP(生活協同組合)です。

参加者はこいつらだ!

ALL YOURS(東京池尻大橋)
10YC(東京錦糸)
ONE NOVA(東京錦糸)
ARMI(東京三宿)
RAL(愛知県名古屋市)
RLMW(東京足立)
atelier blue bottle(東京西荻窪)
trail butter(アメリカオレゴン州ポートランド)
runboys! rungirls!(東京馬喰町)
日本自転車(帽)振興会(東京都世田谷区・愛知県名古屋市)
TORAYA EQUIPMENT(山梨県南アルプス市)
Minimalight(京都府京都市)
idontknow.tokyo(東京目黒)
かもめブックス(東京神楽坂)
ADDELM(東京千駄ヶ谷)
うなぎの寝床(福岡八女)
庖丁工房タダフサ(新潟三条市)
GOODPEOPLE AND チャリンコーヒー(東京池尻大橋)
青果ミコト屋(神奈川横浜)
TACOS SHOP(東京吉祥寺)
Whims Coffee and Bar(東京池尻大橋)
三代目満作(埼玉浦和)
チバセイサクショ(東京池尻大橋)
fragrance lebel yes(東京下北沢)
ワラーチワークショップ(千葉流山)
INIT.INC(東京池尻大橋)

○概要

日程:6月29日(金)-7月1日(日)
時間:11:00 – 19:00(最終日は17:00まで)
場所:IID 世田谷ものづくり学校
住所:〒154-0001 東京都世田谷区池尻 2-4-5
電話:03-5481-9011
主催:オールユアーズ・うなぎの寝床
共催:世田谷ものづくり学校
https://setagaya-school.net

主催者連絡先
オールユアーズ
〒154-0001 東京都世田谷区池尻2-15-8
電話:03-6413-8455

うなぎの寝床
〒834-0031 福岡県八女市本町267
電話:0943-22-3699

○思考を少し
「ものづくり」ってなんなの?

“ものづくりとは1990年代後半から企業やマスメディアの間で急速に使われるようになった新しい言葉である。日本の製造業とその精神性や歴史を表す。単純作業での製造ではなく特に職人などの手による高度な製造の場合にこういった表現を用いられることが多い。似たような言葉に生産技術や製造技術という言葉もあるが、これらは明治期に西洋のIndustrial Engineeringを訳した言葉であり、西洋文明から入ってきたというイメージを強く感じさせる言葉である。優れたものは海外から、という雰囲気がある。一方「ものづくり」は大和言葉である。あえて古い言葉を当てることで、日本における製造業の歴史性を強調する意図があり、この場合の「もの」とは鉄を意味するという説もある。日本の製造業は海外から入ってきた技術だけで成り立っているのではなく、日本の伝統技術の延長上に現代の製造業がある、という認識で使われるのが「ものづくり」という言葉である。” 出典 wikipediaより抜粋

あらためて、ものづくりということについて考えてみます。wikipedeiaには上記のように記していました。これを見てもわかるように国産に対しての製造という意味合いで使われていることがよくわかるのと、単純作業の工場作業員などではなく「日本における精神性もともなったものとの関わり合い」のことを「ものづくり」と捉えているのだなということがわかってきました。youtubeで建築家の隈研吾さんと、チームラボの猪子寿之さんの対談を見たときに、隈研吾さんが「日本人は物質フェチだからね。」という話をされていて、この自然豊かな土地において、素材や自然と関わり合いながらものとの関係性をつくっていくという性質から、このものづくりという言葉は生まれて言ったのかな。なんて想像しています。

今回は、LIFE-SPEC WEARを作っているオールユアーズ、地域文化商社として福岡で活動する久留米絣のMONPEを製造するうなぎの寝床、そして、IID世田谷という東京のど真ん中で廃校を利用して現代におけるITや3Dプリンタなども含めた「現代のものづくり」の受け皿をつくっているIID世田谷ものづくり学校、3社で企画しています。

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