【レクチャーシリーズ第2回】白壁の町並みを守り継承するために ②元行政マンの視点

◉地域と文化の学校 Lecture Series レクチャーシリーズ第2回

「白壁の町並みを守り継承するために ②元行政マンの視点」

・ゲスト まちづくりネット八女代表 北島 力 / TSUTOMU KITAJIMA
・プロフィール
1952年八女市生まれ。1970年八女市役所に入職し、2012年都市計画課長を最後に定年退職。42才から町並みの担当部署に通算16年間勤務し、住民とともに活動。在職中からNPO法人八女町家再生応援団(空き町家再生集団)、NPO法人八女町並みデザイン研究会(建築集団)など町並みの活動を担う仕組みづくりに奔走。八女福島の町家建築を一つでも多く後世に継承するため空き家の保存活用及び建築の伝統技術・技能者の育成に全力を注ぎ、現在もその活動を日課としている。
2013年8月からは、ドキュメンタリー映画「まちや紳士録」の全国上映を取組み、全国の町並みの仲間たちとの連携を強めている。
2013年12月からは、「まちづくりネット八女」を立上げ、八女福島で培った空き家再生活用活動のノウハウを、市域の特に中山間地域の古民家の空き家に拡大すべく模索を続けている。その傍ら、2016年に自身も修理した八女福島の町家に移住し、住民とともに暮らす中で若者への運動継承に全力を注いでいる。

・日時 2017年12月16日(土)13:30-15:30
・会費 1,500円(あだち珈琲のワンドリンク付)
・場所 旧寺崎邸
〒834-0031 福岡県八女市本町327
・お申込み方法(定員20名)
ホームページ予約 下記お申し込みフォームから
メール予約 u-info@unagino-nedoko.net
電話予約 0943-22-3699
・企画 株式会社うなぎの寝床

◉ イベントのこと

福岡県八女市の福島地区は、伝統的な白壁の町並みが残り、昔ながらの町屋が軒を連ねています。私たちが使わせてもらっている、うなぎの寝床や旧寺崎邸の建物も、そんな八女福島の伝統的建造物の1つです。
しかしこの町並みは、決して自然と残ったわけではありません。「後世に残さなければ・・・」という並々ならぬ思いを持った人々が、この何十年も活動してこられたからこそ、残っているのです。

どこの地域の町並み保存の話の中でも、たいてい出てくる大きな壁が「行政」です。道路や建築の規制、そして相続税などの税金問題など、情熱だけではどうしようも変えられない、様々なルールがあります。
だからこそ、各地の町並み保存活動の成功の裏には、必ずといっていいほど、時間と労力をかけて住民と一緒に動く、思いのある行政マンがいるのです。

八女福島地区にとって幸いだったのは、今回お話していただく北島さんが、町並み保存運動が始まった当初、八女市役所の担当部署にいらしたことだと思います。
前回のレクチャーで来ていただいた、同じくキーマンの建築家の中島孝行さんも紹介されていましたが、北島さんは活動の途上で出て来た課題に対し、関係者を粘り強く説得されなが

ら、行政レベルで変化を起こします。

北島さんのこれまでの活動は、きっと他の地域の方にとっても、行政と一緒に動きながら改革を進めたいと思ってる方にとっても、参考になるはずです。

当日は北島さんからお話をいただいた後、私の方からいろいろと気になるところや今後に参考になりそうな話を聞き出したり、会場の皆さんからの質問もたくさんお伺いしながら、意見交換ができればと思っています。せっかくの機会ですので、ぜひご参加お待ちしております!
(うなぎの寝床 渡邊)

◉地域と文化の学校 レクチャーシリーズについて

地域の文化を担保するための経済活動を行う「地域文化商社」として運営しているうなぎの寝床。地域に眠る、技術・素材・知識・知恵・情報などの地域資源を、多様な視点から顕在化させ、その価値向上を目指し、多くの人たちに知ってもらう学びの場を目指す「地域と文化の学校」。地域のキーマンや、作り手の皆さんから知恵と情報を引き出し一緒に学ぶレクチャーシリーズを開催していきます。

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