【考えたこと】即効性系とじわじわ系。
【考えたこと】即効性系とじわじわ系。
八女の伝統工芸系のプロジェクトを商工会議所さんとやってます。今年は八女石をテーマにプロダクトを開発しているのですが、そんなに即効性があるものはでぎません。なぜなら、作る工程も素材自体も即効性があるものではないからです。
例えば僕らが今メーカーとして取り組んでいる久留米絣は綿素材。綿は一年草だよね?だから、毎年とれます。それを、循環するシステムがそこにはあります。これが良いか悪いかは別として。
しかし、この八女石は、阿蘇山が爆発した9万年前の堆積物を削って少し頂いているだけで、ほぼほぼ不動産みたいな形でそこに佇んでいます。
石灯篭という機能で一時は技術発展してきたものの、今ではそういう建物も文化も目減りして、使用されなくなりました。
デザイナーの中庭さんと、九州大学の池田先生とともに、その現代への活かし方と伝え方を少しずつ模索しています。
来年にはある程度、この取り組みが面として見えてくると思っていて、それまでは、我慢が必要な時もあると思いますが、こつこつと取り組めたらいいなと考えています。
サンプルが少しずつできてきた。楽しみです。白水