【企画展】グアテマラの世界観は彩りに現れる

グアテマラのものづくり展、明日から2週目です。ご来場下さった方は、そのカラフルさに驚かれたのではないでしょうか?スカートは絣のものも多いですが、本当に所変わればで、基本的な技法は同じでも、久留米絣とはまったく違う柄や色です。

それにしても、なぜグアテマラの布はこんなにカラフルなのでしょうか?

そもそもグアテマラの織物文化では、色が重要な意味を持っています。赤・黒・黄・白そして碧(青と緑の間)の5色が、マヤ文明の世界観を表しているのです。

それぞれの色は、方角とも結びついています。

太陽が昇る東は赤。
反対に日が沈む西は黒。
南はトウモロコシの黄色。
冷たい風が吹いてくる北は白。
そして、碧が天と地をつなぐ軸、世界の中心の色です。

古代マヤの文化を知る史料に、『ポポル・ヴフ』というものがあります。マヤ社会に伝承されてきたものを、16世紀にスペインの宣教師が書き留めたものです。そこには、「マヤの神、イシュ・チェル(女性であり、織物の神ともいわれる)が筆で天に描いた。そこに色が生まれた。マヤには5つの色がある」と書かれているそうです。

マヤの彩りは神のもの、神から授けられたものなのですね

写真は、スカートのハギレでハルが作った風呂敷です(写経をするように無心で縫ったと言っていました)。世界観を色から感じることができるなんて、マヤ文明というのはなんて素敵で壮大なんでしょうか。岡本

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2階企画展:グアテマラ ilo itooのものづくり
営業日:4/27(木)~4/30(日)
時間:11:30~18:00

巻きスカート(コルテ)、上着、ハギレ、クッションカバー、バッグなど。
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