【エクストリームもんぺ紀行】もんぺ耐寒テスト:秋のモンゴル編
インナーとしてのもんぺの実力を試してみる。
モンゴルに行ってきました。10月ですがすでに寒さは日本の冬以上です。目指すは最北の山中、トナカイ遊牧民のコミュニティ。折角なので、どのくらいまでの寒さだったらもんぺでいけるか、実験してみました。
しかしさすがに、すでに雪の降り始めているモンゴルにもんぺで行くのは厚手でも厳しいので、今回は上に重ね着する前提で、ベーシックのもんぺの能力を試してみることにしました。
まずは福岡空港。ここではもちろんもんぺ一枚でOK。飛行機の中もらくらくで、トランジットの仁川空港内でも快適です。
モンゴルの首都・ウランバートルに深夜到着。空港を出る前に、念のためにベーシックの上からアウトドアパンツを履き重ねます。また、もんぺの裾ゴムをぴっと引き縮め、靴下をその上に出します。外の気温は+5℃。インナーとしてのもんぺからは、じんわりとした暖かさを感じます。
翌日早朝出発。まずは最北の県の県都まで、13時間のロードトリップです。北へ進むにつれて、窓の外はどんどん雪景色に変わっていきます。
夜7時頃に到着。外気はおそらく-5℃程度ですが、もんぺに守られ冷えは少ないかったです。部屋に入ると中央に大きなストーブがあってとても暖かく、重ねていたパンツを脱いでもんぺだけになります。らくらくです。
しかしここからが本番です。夜通し車で走り、さらに10時間北上。トナカイ遊牧民の住む山、最寄りの村に着いたのは朝9時頃でした。雪で真っ白です。
さすがにここまで長距離を乗ると、伸びの少ないもんぺ生地では膝が少し疲れました。また、気温も10℃以上下がり、-15℃前後。ここまでくると重ね着でも耐えられません。皆冷え込みにたまらず、現地の方にお借りしていた羊毛を張っているふとんをこたつ的にかぶります。
インナーも、もんぺから羊毛にバトンタッチです。この先は-30℃まで下がる山中に向かうので、もんぺの出番はとりあえずここまで。
ということで岡本調べでは、アウトドアパンツに重ねた場合、インナーとしてのもんぺが耐えられるのは-5℃ぐらいのようです。少々の雪ぐらいだったら大丈夫でしょう。当然ながら、スキーパンツなど、もっとそれ自体が暖かいものを重ねれば、さらに低い気温でも耐えられそうです。
屋内はとても暖かいので、ベーシック一枚でまったく問題ありませんでした。外に出る時はさっと上にもう一枚着ればよいだけです。もんぺそのものがまったく見苦しくないので、インナー的な使い方をしていても気軽に上に着ているものを脱げます。また、裾をゴムで引き締めることで上に重ねた靴下がかさばらなくなったのも便利な点でした。
また、私は冬になると肌が乾燥しやすく、化学繊維の衣料だとすぐに肌が粉を吹いてしまうのですが、今回のもんぺは木綿100%。天然繊維の強みで、今回は毎冬の悩みが相当緩和されました。
日本でも、北海道のおうちは中がとても暖かいと聞きます。おそらく同様の使い方をしていただけるのではないかと思います。朝晩は冷え込んできましたね。ぜひ、お試し下さい。岡本
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<今回のもんぺ>
MONPE | 無地 ネイビーブルー(濃紺) ベーシック
http://shop.unagino-nedoko.net/?pid=99831043上
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