【もんぺ博まであと3日】世界の中での久留米絣の位置 / それぞれの国で伝統衣装にやはりつかわれている。

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世界中に絣「ikat」という技法はあり

久留米絣はその中の産業のはて。

「久留米絣のもんぺ」をケーススタディのような形でずっと取り組んでいるのですが、久留米絣の「絣」というのは技法であって英語では「ikat」といいます。マライ語の「括る・縛る」という用語がよくつかわれています。

その起源はインドにあると言われていて、日本に入ってきたのは500年代後半から700年くらいまでの間と言われていて、実際生産が盛んになったのは1800年からという感じだと思います。

今回は、資料展示しようかなーと思っていたのですが、やっぱり資料はどこを見ていいかわからないので、手描きでバーッと世界中のどこにこの「ikat・絣」の技法があるのか?というところを視覚的にわかるように書いてみました。

どこの地域でも面白いのは、やっぱり伝統的な衣装につかわれているということです。日本だったら着物、フランスだったらドレス、インドだったらサリー。やっぱり柄というものは呪術的な何か、権威を示すための役割もやはりあったようです。現代では、そういう習慣はもちろん薄れ、日常着・ファッションとしての文脈として語られることが多いです。それは時代の変遷なんでしょう。それもまた事実で面白いことですね。

久留米絣に関しては、もう6年やってるので、一般の方にとってどこが面白くて、どこが面白くないのか、客観的に判断できなくなってきました。笑

興味ある方はぜひご覧くだい。白水

◯2016年もんぺ博覧会 / 八女展
八女伝統工芸館 | 5月24日(火)〜5月29日(日)
時間:10:00~18:00(最終日17:00まで)
住所:〒834-0031 福岡県八女市本町2-123-2
tel:0943-22-3131
URL:http://bit.ly/26JUfcd

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