【福岡八女】魅惑のきなこうどん
それは、とてもシンプルなおやつ。
マゼマゼして、モグモグするべし。
僕は行きつけのうどん屋があります。あんまり公開していなかったし、公開したくもあんまりなかったのですが、やっぱり公開しようと思います。普段はもちろん普通のいわゆる「素うどん」を注文します。シンプルな出汁とやわらかい麺が丁度いい塩梅でとても好きです。その素うんどんとこの「しげうどん」さんに関しては、もう一度しっかり紹介するとして、今回はきなこうどんです。
メニュー冒険家 うなぎの春口
好奇心から「きなこうどん」を注文する。
このメニューがあったことは認識していたのですが、なかなか頼もうかなという気にはなれませんでした。僕はどちらかというと飲食店でこれが美味しいと思うものがあれば、毎回そればかり頼むタイプでメニュー冒険家タイプではありません。その時はハルとうどんを食べにいっており、メニュー冒険家のハルは「なんやろ、このきなこうどんって?」とぶつぶつとつぶやきながら「ちょっと頼んでみーよおっと♪」と言ってきなこうどんを注文しました。
わくわくした気持ちを抑えきれずカウンターでそわそわしてると(嘘です。普通に世間話してました。)、やってきましたきなこうどん。それは、予想にも反した(予想なんてしてませんでした)とてもシンプルなものでした。うどんにきな粉がかかっただけなんです。はっはっは。ハルはきな粉とうどんを絡ませながら、徐々に箸をつけはじめました。きなこのサラサラとして部分が、うどんの水分を吸収してきれいなきな粉色から土色のように変わって行き、幼稚園の時に遊んだ雨の日の失敗した泥だんごのようになっていきます(表現が悪いか、なんか美味しそうではないな)。
そして、パクリ。ハルが一言「こりゃ、主食じゃないね、おやつだ。やせうまの麺をうどんにした感じだね。」ぶつぶつとつぶやいてます。そしてぼそり「失敗した。。。」これは、決して美味しくないという意味ではありません。美味しいのです。僕らはほぼ10年前、大分大学の出身で4年間大分に住んでいました。とても愛着がある土地です。その大分の郷土料理に「やせうま」なるものがあります。【小麦粉で作った平たい麺をゆでたものにきな粉と砂糖をまぶした食べ物。※Wikipedia参考「やせうま」】まさしく、これのうどんバージョンです。僕らは納得しました。主食として頼んでしまったのが間違えだったのです。これはベーシックなうどんを頼んだうえに、5人くらいで行った時にサイドメニューとして、デザートとしてみんなでシェアしながら食べるという方法論が一番ベストな選択ということにその時気づきました。
みんなでシェアしよう。
きなこうどんの正しい頼み方。
それから、4,5人の来客がある時に、うどんを食べにいって「なんですか?このきなこうどんってのは?」と聞かれた時にだけ「じゃあ、みんなで一つ頼んで食べてみましょうか。」と頼んでみることにしています。そういう頼み方をすると、みんなで楽しく、とても美味しく召し上がることができます。どうぞ、ご賞味ください。
◯基本情報
店名:しげうどん
住所:福岡県八女市大字蒲原1163
電話:0943-22-2553
営業時間:11:00~19:30
定休日:木曜日
駐車場:10台程度