【考えた事】最近の仕事。新しい視点と創造力の発見を。

アテンド

現場に行ってこそわかる面白さ。
技術を変換する可能性は無限大だ!!

今週は、週の半分以上は人を案内していました。みんな、それぞれの道の専門家であったり、ただただ興味がある人だったり、かなり視点が違います。僕はアテンドして、つくりてのところへ案内し、つくりてとアテンドした人の話しを盗み聞きし「あー、こういう風に感じるんだー。」とぶつぶつと横で考えています。みんな質問内容も、質問の仕方も、納得がいってるポイントも違います。

僕は、僕なりに、この地域の技術や文化を理解しようと、いろいろ試行錯誤していますが自分一人の視点だとどうしても偏ってきてしまうので、面白くありません。本に助けてもらい世界的な視野を頂いたり、外国人の方を案内して魅力的に思うポイント、ウイークポイントなどを聞いたり、メディアの方や、他分野、同業の人、様々な人を案内して多様な視点で話しを伺います。

今は僕が今書いているようなWEB blog、Facebook、Twitter、instagram、他にも様々なSNS、情報発信ツールがあります。動画も普及して一般の人がとれるようになったので、より簡易的に地域の情報が発信できるようになりました。それはすごく良いことだと僕はとらえています。地域で仕事ができるようになったし、ものを使う人に対して直接ものを送れるようになりました。

わかったような気になるWEBの怖さ。
五感で感じることができる現場。

一つだけ、僕はWEBはあくまでも情報倉庫であり、きっかけの場所だと捉えています。WEBで完結していくことにはあまり興味がありません。お店をはじめて3年がたとうとしています。本当に多くの方にこの八女という僻地まで足を運んでいただき、有り難いとしか言いようがありません。もう、これは本当に感動しています。

しかし、本当は僕らが現場に行った時の臭いとか、音とか、手触りとか、作り手の方に直に話しを聞いたりとか五感で感じれることはほとんど伝えることができないでいます。それは、僕らが伝えることは不可能だということに気づきました。いくら動画で丁寧に撮影したとしても、そのリアル感は現場にいってこそなのです。そして、僕らが本当に体感してほしいのはそこなのです。

僕自身も、WEBを通して仕入れる情報もたくさんあります。そして、知った気になるのも事実です。人にこういう活動をしている人がいるよ。とかこういう事例があるよ。とか良く言うのですが、それはあくまでもWEBから仕入れた情報で、そこに足を運んだことがなかったりもします。実情を体感していないという事実を認識して発言しないといけないなーと感じています。

うなぎの寝床では、今からは、少しずつその「体感できる」という領域を創造できるようにしていきたいと思います。僕らと同じ体験をすることで考え方が変わったり、物に対する見方が変わったり、変わらなかったり(変わらなくてもいいと思ってる。まずは見てみるという選択ができるように受け皿をつくりたい)することが大事なんじゃないかなーと考えています。これは、仕事としては新しい領域ですので、少しずつ構築していきたいと思います。お楽しみに。

白水

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