【報告】うなぎの寝床 4年目に突入しました。
毎年忘れる何周年というやつ。
それくらいの方が丁度いい。
7月1日で、うなぎの寝床は立ち上げから3年目を終え、4年目に突入しました。僕とハルはわりとそういう記念日的なものにうとく、周りの人から言われたりして思い出します。今回ももんぺ博の準備等でバタバタしていたのもありますが、完全に忘れていました。妻から教えてもらい「ああ、そういえば4年目だ。」という感じですぎさろうとしていました。もう4年目です。早いです。あまり全員が揃うことはめずらしくて、たまたま全員でもんぺ博の準備をしていて昼ご飯にでかけたところ、iloitooの大久保さんとバッタリお会いして「こりゃめずらしい。」とみんなの写真をパシリと撮ってくれました。
新体制 うなぎの寝床
実は7月1日から仲間が1人増え、新体制になりました。5人体制です。写真右から2番目の富永は僕の高校の友人でもんぺ助っ人なので常時働いている仲間ではないのですが、正式には僕の妻も合わせて5人という感じです。ここで、改めて人物紹介をしてみたいと思います。
1番左:白水高広 / 代表
名ばかりの代表です。佐賀県小城市出身で大分大学で建築を学んだ後に、九州ちくご元気計画というプロジェクトで鍛えてもらい、うなぎの寝床をハルと立ち上げた感じです。いつもブログとか書いてます。何をしているかわかりにくい職種になってきましたが、うなぎの寝床では広報と経営全体を見たり、デザインをしたりしています。僕はブログなどを書いたりしているので、改めて説明することもないかなと。
左から2番目:新開江里子 / 久留米絣 布系
福岡県柳川市出身。文化服装学園を卒業後、アパレルで10年弱働き、地元の柳川に戻ってきて独立しようとしたところ、白水から無理矢理うなぎの寝床に引きずりこまれ(半分噓、半分本当)、今年の1月から一緒に働いています。今は久留米絣の生産管理や、型をつくったり、久留米絣の織元さんや縫製工場さんと連絡をとりあいながら、もんぺなどを作っているところです。まだ今年から一緒にやりはじめているので、今流れを共有している段階です。
新開さんとは小郡の手織り手紡ぎで織物をやっている翔工房で出会いました。僕が面白いなーと思ったのは、アパレルの最前線でアパレルの仕事をしていた経歴を持ちながら、翔工房の原始的な手紡ぎの糸、手織りの風合いがある布に興味があると。なんだかその感覚が面白いなーと思っています。うなぎもほとんどが実験しながら前にニョロニョロと進んでいるようなものなので、アドリブで進むことも多いのですが、久留米絣関係の流れも大枠を共有できたと思うので、今から新開さんの感覚で何かが生み出されて行くのかもしれないなぁと想像しております。
中央:春口丞悟 / バイヤー 店長
宮崎県出身、宮崎大学工学部機械科を卒業した後、大分大学工学部建築学科へ編入、卒業。僕(白水)とハルは大学の時からの友人です。僕が3年生の時にハルが編入で入ってきて「もじゃもじゃのなんか面白そうな人がいるなぁ(当時ハルは坊主ではありませんでした)。」と感じてはいました。3年の後期の課題で同じグループに入り、一緒にコンペをやったり、世の中についてあれこれ話したりと夢見心地な大学生でした。
同級生のみんなは卒業して大学院に進んだり、就職したりという道を選びましたが、僕らは就職せず福岡に移り住み、引き続きコンペをやったり友人とデザインの仕事を受けたりと活動を開始しました。すると福岡県職員の詐欺師のようなお姉さん(恩人)が「九州ちくご元気計画」に誘ってくれて、筑後地方に携わることとなりました。ハルとはもう10年の付き合いになります。お互い、あまりプライベートには干渉せず、お互いの役割をある程度認識しながらいい距離感で今も一緒に仕事を続けています。
ハルは、お店に立ったり商品の仕入れが主の担当です。物に対するこだわり(形)がしっかりとイメージとしてあります。僕は形に対する厳密なこだわりがないので、僕が情報系の担当をし、ハルが物理的な物系の担当をしています。
今後は、お店としての立ち位置はあるのですが、今実社会に出て10年たった時に、もう一度コンペや物を自分達で作って行くという挑戦を少ししたいね。と最近は話しているところです。お楽しみに。
右から2番目:富永潤二(助っ人)
富永は社員でもなんでもありません。ただの高校時代からの友人です。彼はとりあえずはなんというんでしょう、フラフラしてます。いい感じでフラフラ科フラフラ属です。スリランカに1年いて現地語のシンハラ語を日常レベルで習得し、英語もある程度でき、この前は中南米を中心に1年間周って、スペイン語を日常会話程度。次はインドに行くらしいです。去年からもんぺ博を手伝ってもらっております。という簡単な説明でいいでしょう。面白い友人なので、話してみてください。
1番右:渡邊令 / リサーチャー 翻訳
彼女は7月頭から仲間になりました。ロンドン大学(LSE)社会人類学部卒業後、特殊ポンプメーカーの社長秘書を勤め、2015年うなぎの寝床入社。ハルも新開さんもどちらかというと物系というかハード系だと思います。そして、僕がソフト系、情報系ですね。渡邊さんも完全なる情報系人間だと思います。人類学という面白い学問を学び、外国に5年ほどいた経験もあるので、視点が外国人的です。僕は正直自分の視点だけでは足りないと思っていました。いろんな人の視点で地域資源を見ることが大事だと思っていて、それを一緒に体現してくれる仲間だと思っています。今あれこれとプロジェクトを目論んでいるので、今後お楽しみに!
渡邊さんとはどこで出会ったかというと、仕事旅行です。実は仕事旅行に参加してくれている時はすごく印象に残ってはいなかったのですが、お礼のメールが恐ろしくちゃんとしていて、どういうメールか忘れたのですが、きちんとしてるのに、もっと文化を外国人の人に伝えたいんだ!という熱が伝わってきました。そして、3月には仕事やめます。と。「おー、そーかー。仕事やめるのか。なんか面白そうだな人だなー!」と直感的に感じた僕は、一度連絡をしてみて、何をするかはわからないけど「うちで一緒に働きませんか?」と誘いました。そしてめでたく7月1日から一緒に働いています。
僕は割と思ったことをベラベラとしゃべる方で、それを聞いて自分の考えを述べてくれるディスカッションする相手が少し不足していたので(なんか、戦いの場を求める戦士みたいな)、ディスカッションをできて結構楽しいです。今後は新たなサイトを立ち上げたり、少しずつ英語でも筑後地域の情報をアウトプット一緒にしていこうと思うので、よろしくお願いします。
映ってないけど、妻:白水ひとみ / 経理
僕の妻です。今経理をしてもらっていて、でも本当は研究者タイプというか、自分が興味ある物事を調べはじめたら病的に調べるのでかなり面白いです。僕もわりと詳しく調べる方だとは思いますが、またアプローチが違って興味深いです。今は1歳と3歳の男子の母親として育児に忙しいので、なかなか仕事はできないのですが、少し落ち着いたら一緒に研究系のプロジェクトをやりたいなーと思っています。
超長くなりましたが、こんなメンバーで2015年、4年目をスタートしたいと思います。どうぞ、よろしくお願いします。では。
白水