うなぎの夜、桶展もあと二日。
桶屋の仕事展も残り二日となりました。
土日は、桶屋さんがうなぎに在中して、実演なども行っています。桶屋の仕事を見る機会というのは普通に暮らしていたらほとんどないと思うのでぜひおこしください。
さて、最近町を歩いて手仕事の現場を見るという機会は減りました。特に都会では少ないと思います。多分昔はどの町も歩ける範囲に、ある程度の生活できる道具などをつくり、修理もできるという機能が集約していたと思います(勘)。桶屋があり、畳屋があり、鍛冶屋があり、呉服屋があり。八百屋があり、駄菓子屋がある。今では町を歩くと手仕事が見えるという町は少なくなったのではないかと思います。八女では提灯屋さんがあったり、仏壇屋さんがあったり、弓矢さんがあったり、畳屋さんがあったりと、まだ歩ける範囲にいろんな生活をつくる機能が残る町だと思っています。用心深く観察しながら町を歩いてみると、また違って見えて楽しいものです。
◎桶屋の仕事展
会期:2013年4月18日(木)〜4月29日(月・祝)/会期中はお休み無しです。
受注会:桶屋在中・受注会:4月27日(土)・4月28日(日)
◎ふだん着の久留米絣展
会期:2013年5月10日(金)〜5月19日(日)
場所:fab-fabric(福岡市警固)
夜はひっそりと。
机の上には、桶屋の仕事で使う道具がたたずむ。
2013/04/28
白水