人が歩けば、石にあたる。
世の中はクリスマスムードなんだろう(おそらく)。八女に住んでいるとそんなの一切感じない。
クリスマスにこんな地味な話題と思うだろうが、石の話題。八女は石灯籠の産地だ。勉強不足で僕はまだ全然石灯籠について知らないのだが、眺めるのはわりと好きだ。最近上陽町をブラブラ散歩する時は、石灯籠が目に入る。八女石灯籠に使われている凝灰岩は、阿蘇火山帯の石で軟らかく吸水性があるので、苔が生えやすいらしい。すばらしい。うなぎの寝床でも本当は仏壇や提灯や石灯籠などまで扱えるとよいのだが、スペースの関係もあり今は扱えていない。今後の展望としてあるか?考えよう。
以下、妻が以前八女の伝統工芸館に勤めていた時に調べたものです。
– 八女の手仕事 暮しと道具 より抜粋 –
阿蘇火山帯の凝灰岩(ぎょうかいがん)という石材を使っているのが、一つの特徴となっています。
正式名称を阿蘇の凝結凝灰岩(ぎょうけつぎょうかいがん)といい、八女市長野地区で採れる凝灰岩は、長野石(ながのいし)とも呼ばれています。
凝灰岩の主な特徴
①凝灰岩は、軟石で細かい彫刻ができて加工に適している。
②吸水性があるので、苔がつきやすく、植物が根付きやすい。
③阿蘇の火山灰で出来た石なので、耐火と耐寒性に富み、耐久力が大きい。
④凝灰岩は、他の石に比較して軽く持ち運びも便利である。
などの特徴を備えており、石灯籠には最適の石材といわれています。
八女石灯ろうの、黒っぽい岩肌は素朴で落ち着いた色合いで日本庭園によく調和します。
国内のみならず海外でも人気があり、輸出もされています。
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これは、頭にも足下にも良い感じで苔が生えている。頭はハイゴケ、足下はスギゴケか。
自然木型。一部部材がなくなっている気がするが...
こんなちっちゃいのも、時間が経てば、地に馴染んでくる。
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2012 / 12 / 24
白水