皮白竹の竹皮拾い。
この梅雨時期、八女・うきはの一部にしか存在しない皮白竹の竹皮がとれる時期である。
梅雨の合間、晴れた瞬間を見計らってうきはの山合のダムへと向かった。皮白竹は真竹の変種であり、上陽・黒木・星野、そしてうきはの山手のみに生える竹である。竹皮が日光下駄や本馬連、またはお茶で使用する羽箒の柄の部分に使われている。昔はこの竹皮が様々な用途に使用されていて、竹皮商もいるくらい産業として成り立っていた。今はその産業もなくなり、本当に工芸の一部で使われているのみである。馬連の材料や、今後やるワークショップのためにも、少しでも採取しようと山へ出たが、今年は裏年らしく、この場所にはほとんど竹皮が落ちてなかった。うーん、残念。
ただ、ジメジメとした崖の斜面には大量のいろんな種類の苔があったので、妻がたくさん採取していた。ふっふっふ。
皮白竹がとれるうきはのダム横。
ニョキニョキ。
竹皮が白く、筋がたっているのが特徴なのだ。
皮白竹の先端の上質な部分は工芸品で、下部の色が悪い部分は食材の梱包などで使われていた。
一昨年かな?竹林整備の様子。
去年は皮白竹にまつわる映画も上映された。青原さとし氏の力作。
面白かった。皮白竹の全容がわかる。
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2012 / 7 / 10
白水