【MONPEイベント】 あべこべ久留米絣 MONPEと壁紙 展 in TOKYOBIKE TOKYO

久留米絣を感じる風景を
久留米絣を伝えるための2つのプロダクト

2024年から2025年にかけて、うなぎの寝床は地域文化商社として久留米絣をさらに広く知ってもらう、伝えていくために何ができるのかを考え、壁紙ブランド「WhO」と久留米絣をテーマにした壁紙制作に取り組み、実際に久留米絣の生地も作りました。

うなぎの寝床は久留米絣のもんぺを「着るもの」として提案し続けています。そして、この壁紙は久留米絣を「眺めるもの」として提案しています。
現代生活の中でどのように久留米絣を取り込んでもらうことができるかを考える中で、この壁紙は一つの可能性を示してくれているのかもしれません。「壁紙で久留米絣?」と不思議に感じる方もいらっしゃるかもしれないです。私たちは、どういう形であれ、まずは久留米絣を知ってもらうこと、触れてもらうことがより多く生まれないかと考えています。壁紙を通して久留米絣と出会ってくれる人が一人でも増えることを願っていますし、そこから何かが生まれはじめる未来もあります。

久留米絣がある風景」が広がっていくために、もんぺでも、壁紙でも、試行錯誤しながらできることを一つ一つ取り組んでいきたいと思っています。

今回は、その壁紙と久留米絣の生地を使用したMONPE、2つのプロダクトの展示と販売を東京・清澄白河の「TOKYOBIKE TOKYO」にて2025年10月22日(水)から11日3日(日)まで開催いたします。
あべこべ久留米絣のMONPEはもちろん、久留米絣のもんぺを中心に300点近いもんぺをずらりと用意します。

【開催概要】
あべこべ久留米絣 MONPEと壁紙 展 in TOKYOBIKE TOKYO

会期: 2025年10月22日(水) – 11月3日(月)
時間: 平日:11時-18時 / 土日:10時-18時
休み: 27日(月)、28日(火)
会場TOKYOBIKE TOKYO (清澄白河)
住所東京都江東区三好3丁目7-2

あべこべMONPEの商品一覧

あべこべ久留米絣の壁紙

久留米絣で壁紙?
新たな視点から久留米絣の魅力を再発見する

うなぎの寝床とWhOの2者で取り組んでいる「あべこべ久留米絣」は、これまでにない新たな視点から久留米絣を魅力や本質的な価値を再発見していくプロジェクトです。
身につける久留米絣としてだけではなく、壁紙となることで久留米絣の魅力は残したまま「眺める久留米絣」として提案できることがあるのではないかと考えました。壁紙を通して、久留米絣との新たな出会いが生まれたり、日常で久留米絣を感じる機会を増えたり、久留米絣との接点を増やしていきたいと取り組んでいます。

「WhO」について

「WhO(フー)」は、より美しく、より愛され、より良い空間を目指し、新しい表現を模索する人のために2015年に立ち上げた壁紙ブランドです。2016年にはグッドデザイン賞を受賞。空間デザイナー目線で制作されたパターンや、多様なフィールドで活躍するクリエイターによるデザイン、プロダクトやサービスなど国内外問わずさまざまなブランド・企業とのコラボレーションから生まれたデザインなど、現在では3,000点を超える個性的で表情豊かなラインナップが揃います。

今回WhOと共に取り組むことで既存の久留米絣の枠を超えて、壁紙という久留米絣とまったく別物だからこそ表現できること、新たに久留米絣と接点を持つ機会や場面を作ることができるのではないかと考えています。久留米絣を久留米絣だけに留めるのではなく、新たな視点を持って、あえて異なるプロダクトと交わらせることで、これまでにない価値や可能性を見出していけるのではないかと取り組むことにしました。

WhO HP

 

「あべこべ」だからおもしろい
久留米絣の不思議な違和感、矛盾する美しさ

壁紙と久留米絣のデザインをしてくれたpole-poleは、久留米絣の本質的な魅力や価値を表現するために、絣特有のゆらぎに独特な面白さと不思議な違和感を覚えたことから、つくりてへのリスペクトを込めて「あべこべ」をテーマにデザインしてくれました。

他のテキスタイル産地と比べた時に、圧倒的に人の手が必要となる生産工程や非効率にも見えてしまう生産ロット、膨大にかかる手間。そして、つくりてが柄や模様をどうにか合わせようと苦心しながらも柄が掠れてしまう様子を見て、“久留米絣はズレている(かすれること)ことが魅力なのではなく、どうにかして図柄を綺麗に合わせようとする職人さんたちの気持ちが美しさをつくっている”ことこそが久留米絣の価値であり、魅力であると捉えました。そのつくりての気持ちを大切にしつつ、久留米絣の魅力であるあべこべさを表現するために、三角、ストライプ、ボーダーのシンプルに見える柄と久留米絣の技術を掛け合わせたデザインになっています。それぞれの3つの柄を、久留米絣の織元3軒と作り上げています。

pole-pole(ポール トゥ ポール)について

「新しいデザインではなく、大切なデザイン」
このコンセプトを基にテキスタイルデザイナー達によって結成されたデザイン会社です。多種多様の企業さん、工場さんと一緒にデザイン制作や素材開発、商品企画を行なっています。

〈今回のデザインについて〉
現地で織元の職人さんと話す中で、久留米絣はズレている(かすれること)ことが魅力なのではなく、どうにかして図柄を綺麗に合わせようとする職人さんたちの気持ちが美しさをつくっているのだと感じました。その気持ちを大切に考え、デザインを構築していきました。布地と壁紙の両方で活きるデザインになったと思っています。

pole-pole HP

あべこべボーダー
新しい壁紙とMONPEもお披露目!

既にリリースされている「あべこべ三角」「あべこべストライプ」に続いて、今回のシリーズ3つ目となる「あべこべボーダー」の壁紙も今回お披露目となります。久留米絣の技術の根っこの部分を感じられる、ゆらりと波打つボーダー柄の久留米絣です。壁紙として、MONPEとして、どんなプロダクトになるのかお楽しみに!

【関連コラム】 「あべこべ」だからおもしろい。久留米絣に気づかされること / MONPE WhO
【関連コラム】 「暴れる」久留米絣。尽くす織元 / MONPE WhO
【関連コラム】 久留米絣を未来へ繋ぐ。プロダクトを越えたアップデートとチャレンジ / MONPE WhO

 

自転車屋で、壁紙?もんぺ?

会場であるトーキョーバイクは「街を楽しむ」をテーマに自転車ライフを提案されています。そんな自転車を販売しているトーキョーバイクですが、いろんな方が、いろんな形で、いろんなものに出会えるのは素敵なことではないかとお店という場の活用をされています。

TOKYOBIKE TOKYOの広々とした空間で、壁紙と久留米絣がどんな展示が広がるのか楽しみです!

トーキョーバイクについて

1997年に創業し、2002年より自転車の製造販売をスタートしました。 街を楽しむプロフェッショナルとして、速く走ることや移動することを目的とするのではなく、日常にささやかな変化を加えるためのツールとしての自転車を提供しています。 また、コンセプトに共感したブランドとの共同企画開発などにも挑戦し、スニーカーやサングラスなども販売しています。

2017年よりトーキョーバイクのレンタルサービス事業を本格的に開始。現在は直営全店舗でレンタルサービスを提供するほか、ホテルによるレンタルサービスへの採用により、多数の宿泊施設でも、トーキョーバイクをご使用いただくことができます。

2021年には、オーナーのライフスタイルの変化などで手放さざるを得なくなったトーキョーバイクを引き取り、整備し、次のオーナーへ販売する取り組み「re tokyobike (リ・トーキョーバイク)」をスタート。メカニックが自転車の個性に向き合い、こだわり抜いてカスタマイズを行い「古いけどワクワクする一台」に仕上げています。

トーキョーバイク HP

TOKYOBIKE TOKYO について

TOKYOBIKE TOKYOは、「街は楽しい」を伝える場です。
店内には街を楽しむための自転車に加え、シンプルで質の良い日用品が並びます。時にはアーティストを迎えてのエキシビジョンを開催。 訪れる度に心地よく、新たな発見に出会える空間を目指します。

旅人からご近所の方まで、それぞれが居心地よく時には交わりながら、そこで生まれる偶然を楽しめる場所。 それがTOKYOBIKE TOKYOです。

久留米絣の工程動画もご覧ください!

あべこべ久留米絣 MONPEと壁紙 展 in TOKYOBIKE TOKYO

会期 2025年10月22日(水) – 11月3日(月)
時間 平日:11時-18時 / 土日:10時-18時
休み 27日(月)、28日(火)
会場 TOKYOBIKE TOKYO (清澄白河)
住所 東京都江東区三好3丁目7-2
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