【新商品】Farmers’ MONPE 桐生 カットジャガード ドット柄

ジャガード織物産地、桐生
立体的な水玉模様

群馬県・桐生の「桐生整染商事」とコラボしたFarmers’ MONPEです。

桐生織と呼ばれる絹織物が盛んに生産された桐生産地は、現在では複雑な織組織で柄を表現するジャガード織物を中心に、多岐にわたるテキスタイル製造が行われています。中でも桐生産地の技術として定評がある「カットジャガード」の柄を相談しながら別注で製織して頂きました。

ジャガード織機と呼ばれる機械を用いて、たて糸を一本一本を個別にコントロールしながら、模様を織り込んでいます。モチーフとモチーフの間に渡る長い糸をカットし、毛並みを整えることで立体的な水玉模様が浮かびあがっています。

型は「Farmers’ MONPE」で、ゆったりとしたシルエットです。

商品一覧はこちら

 

商品ラインナップ(2種)

Farmers’ MONPE 桐生 カットジャガード ドット柄 ブラック
サイズ:S / M / L
価格 :22,000円(税込)
ご購入はこちら

Farmers’ MONPE 桐生 カットジャガード ドット柄 グレー
サイズ:S / M / L
価格 :22,000円(税込)
ご購入はこちら

産地について

両毛産地(群馬・栃木)

群馬県南東部と栃木県南西部にまたがる両毛地区は、繊維産業が盛んな産地です。栃木の足利・群馬の桐生など、繊維業が盛んな地域が横断的に連携しながらものづくりが行われ、これら地域一帯を総称して「両毛産地」とも呼ばれています。

両毛産地の大きな特徴は、織り・編み・染め・刺繍・加工・縫製など、テキスタイル生産のほとんど全てが産地に揃っていること。多種の素材と技術を組み合わせながら、革新的で多様性に富んだテキスタイル開発が取り組まれています。江戸時代から都市圏との商流が盛んな地域でもあり、デザイナーとの距離感も近く、多彩なニーズに応える技術力と研究心が、世界的ファッションシーンを陰で支え続けています。

《桐生産地(群馬)》
群馬県の南東部(桐生市・太田市・伊勢崎市など)に位置する繊維産地。高級絹織物の生産で栄え「西の西陣、東の桐生」と称されます。現在は絹織物だけでなく、複合ジャカード織物を中心に、化合繊に関するニット・縫製・刺繍・染色整理業など、テキスタイルにまつわるあらゆる仕事が集約されています。

《足利産地(栃木)》
栃木県南西部(足利市・佐野市・小山市など)に位置する繊維産地。江戸時代に綿の織物で栄え、明治期には絹織の生産に注力し輸出を拡大。昭和初期からはほぐし織りによる先染織物「足利銘仙」で一世を風靡しました。戦後洋装の時代を迎えてからはトリコット(たて編)を中心とした編地の産地となっています。

ジャガードとは?

「模様を織る」という発明

織物は「たて糸」と「よこ糸」の交差によって成立しています。その織物を作る機械を「織機(しょっき)」と言いますが、その中で「ジャカード織機」という機械で織られたものをジャカード織物と呼びます。

ジャカード織機には、織物のたて糸1本1本を制御する装置があります。どの糸を表に出してどの糸を裏に隠すかなど、一つ一つを図案で指示することで、複雑な図柄表現が可能です。小さなモチーフから大柄の連続模様まで、自由度の高いデザインができます。

発明者はフランスのジョゼフ・マリー・ジャカール(Joseph Marie Jacquard)。1801年、織物業が盛んだったリヨンで、パンチカード制御のジャカード機を開発しました。日本には明治期に京都・西陣、群馬・桐生、山梨・郡内などの産地に導入され、現在ではコンピューター制御による「電子ジャカード」も普及しています。

 

読み込み中…