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【地域のこと/ 観光協会】商人の町で大切にされた戦いの神「八幡様」。宵のあかりに照らされる、福島八幡宮の過去と未来。/ Yame Rediscovery vol.38

3月 7th, 2019

【地域のこと/ 観光協会】商人の町で大切にされた戦いの神「八幡様」。宵のあかりに照らされる、福島八幡宮の過去と未来。/ Yame Rediscovery vol.38

今月10日(日)まで開催中の「八女ぼんぼりまつり」もいよいよ最後の週となりました。最終日の前夜となる9日(土)夜には、昨年からはじまった「宵の雛」というライトアップイベントが福島八幡宮で開催されます。

竹の灯りに彩られるお雛様、そして福島八幡宮の境内が、幻想的な空間を生み出します。昨年は初開催にもかかわらず多くの来場者があり、今年は出店も増えてさらに賑わうことでしょう。

そんな「宵の雛」が開催される、福島八幡宮は八女福島地区の氏神様です。秋の灯籠人形祭りをはじめ、この地域の祭事の中心的存在でもあります。

昔から神社は、お祭りの舞台であったり市場が開かれたり、こうした人の集まるイベントの中心地でもあります。なんとなく敷居の高いイメージもある神社ですが、こうした取り組みを行う意味について、福島八幡宮の若き宮司、吉開雄基さんにお話を伺いました。


日本最古の宗教でもある神道は、キリスト教やイスラム教などの一神教とは異なり、自然や祖先などさまざまなものの中に神を見出す多神教で、アニミズムの一種といわれています。そうした神々を祀っているのが神社ですが、そういうわけでお宮によって祀られている神様が異なります。

福島八幡宮の場合は、八幡神(やはたのかみ)として知られ、応神天皇と同一とされている誉田別命(ほんだわけのみこと)を主神として、宗像大社でも祀られる比売神(ひめがみ)と神功皇后が八幡三神として祀られています。

全国の八幡宮のトップである総本宮は、大分県の宇佐神宮であり、古くから「勝負の神」として知られ、多くの豪族や武士の信仰を集めてきました。

福島八幡宮は1661年に、近くの土橋八幡宮から分霊され、旧福島城のやぐら高台に建立されました。同じ町に2つの八幡宮があるのも珍しいですが、江戸初期に藩主のお家騒動で武家がいなくなり、商人と職人の町となった八女福島で、八幡信仰が篤かったのも興味深いことです。

宮司の吉開さんによると、福島八幡宮は地域の「氏子(うじこ)」たちの熱意によって生まれた神社だといいます。旧福島城地域の住民たちが、自分たちの身近にも地域の拠点となる神社が欲しかったのでしょう。結果的に福島地区には11の氏子町会ができ、大きく発展したのです。

現在でも続く灯籠人形などのお祭りも、かつてはこうした氏子町会が順番に開催してきましたが、いまや人口も減り運営が厳しくなっているのも事実です。


吉開さんは2年前に先代の宮司であったお父様を亡くされ、伊勢での大学生活を終えたばかりの頃に、若くして実家の福島八幡宮の神職を継ぐことになりました。

地域の氏神を祀る神社として、いま一番力を入れているのはネットワーク作りだといいます。地域のさまざまな人との繋がりを強くすること。それが福島八幡宮のルーツでもあり、役割でもあるのかもしれません。

「宵の雛」をはじめ福島八幡宮では、音楽ライブや展示イベントなど、境内や大広間でさまざまな催しも開催しています。吉開さんは、もっといろいろな方にぜひ活用してもらいたいと話します。

「昔のように子供達が境内で気軽に遊べるような、そんな神社にしたいと思っています。」と語る吉開さん。建物の老衰化が深刻になってきたこともあり、現在大規模な改修も行なっています。時代の流れとともにその役割も変えながら、地域の要として大切な場所です。(渡邊)

 

◉宵の雛(八女ぼんぼりまつり)
日時:2019年3月9日(土)
15時~出店スタート
15時~点灯開始
会場:八女福島八幡宮
お問合わせ:八女市役所観光振興課(0943-23-1192)


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