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【企画展】染と量 宝島染工展 最終日18時まで!藍をコントロールする、攻めの染め。

7月 21st, 2019

写真は藍で染めた宝島染工のリネンシャツの経年変化の様子です。左は新しいもの、右は2〜3年着用したもの。まるで別のシャツのようです。染料は着る人の汗や洗濯方法で色合いの変化が違うらしく、初めは同じような色のシャツが、段々とそれぞれの個性を持ちながら育っていくのです。生地も厚手のリネンなので少し硬く感じていたものが馴染んできます。ただ厚地なのでよれっとした印象はあまりありません。

では藍染についてご紹介させて頂きますと、そもそも藍は、世界各地に自生し、古来より多くの効能を持つ薬草として使われていました。日本においても染めの原料としてだけでなく、肌に塗ったり、貼ったり、煎じて飲んだり、食べたり、人の暮らしに欠かせない大切な存在でした。そんな藍ですが、草木染めで青色が出るものは珍しく、色の根底は落葉前に出てくるように黄色のものが多く、唯一藍のみがはっきりとした青色を出します。

藍の色素を持つ植物は100種類以上あります。主な種類をご紹介すると

・インド藍・マメ科ー原産地はインド。高温多湿のデルタ地帯に生育。色素量が多いのが特徴で、水に植物を沈める沈殿法によって簡単に染めることができるため世界中に広まりました。
・リュウキュウ藍・きつねのまご科ー原産地はインドのアッサム地方。藍を泥状に加工して、沖縄の藍染めに使われます。
・タデ藍・たで科ー原産地は中国またはインドシナ半島といわれており、日本へ伝わったのは6世紀以前。緑色の葉をちぎると切り口が青色に変わります。徳島と北海道で生産されています。
・ピュアインディゴ(化学藍)ー化学的に精製され純度の高いインディゴです。化学式は天然藍と同じです。

藍と言えど品種まで違うとは不思議ですよね。身近な染料だけれど以外と知られていない事が藍にはたくさんあります。そもそも江戸時代まで、タデ藍が大量に生産されていました。それが江戸時代末期、インドからインド藍が輸入され始めるとその生産量は少なくなり、さらに明治時代、ドイツからピュアインディゴ(化学藍)が輸入され始めると更に少なくなります。そういった経緯もあり、生産者が少なくなった今タデ藍(本藍)は高価なものになってしまっているのです。

宝島染工はインド藍を使用しています。価格を抑えられるだけでなく、本藍に比べてインディゴ成分を多く含むので効率よく染められます。また本藍だと発酵に2週間かかるところ、活性状態の藍を継ぎ足すことで随時染め続けられるよう管理するのが宝島流。コストも下げられ、小さくフレキシブルに動くことができます。

藍に主体性を持たせるのではなく、藍をコントロールしながら染めを行っている、攻めの染めだなと改めて感じる、宝島の天然染色です。本日18時までお待ちしております!前田

【宝島染工の通販】
http://shop.unagino-nedoko.net/?mode=grp&gid=2021528

【企画展HP】
http://unagino-nedoko.net/takarajima/

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◯染と量 宝島染工展
2019年7月12日(金)~21日(日)
会場:うなぎの寝床 旧寺崎邸
休み:火曜・水曜休み
時間:11:30-18:00
住所:福岡県八女市本町327
電話: 0943-8021
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