【企画展】8月2日スタート!裏山の石から生まれる 緑のガラス工芸展

http://unagino-nedoko.net/hagiglass/

ガラスって一体何でできているの? 〜ソーダガラス編〜

僕たちの生活にはたくさんガラスが使われています。食器として使われるグラス、窓ガラス、電球、メガネのレンズ、携帯電話の画面などなど。当たり前のように日常にあってなんとなく割れたり拭いたり触ったりしています。こんなに身近にあるけれど、ガラスが何からできているかと聞かれたら正直よく分かりません。一体何でできているのか、本日はご紹介していきたいと思います。

まずガラスは3大原料によってできています。
1つ目は、ガラスの主成分である珪砂(ケイサ)です。珪砂と言われてもピンとはきにくいですが、水晶を想像してもらうと分かりやすいと思います。硅砂が結晶化したものが水晶です。

2つ目は、ソーダ灰という草木を燃やした白い灰の粉です。なぜソーダ灰を入れるのか、それは硅砂を加熱した時に溶けやすくするためです。硅砂だけでは非常に熱に強く、なかなか溶けないようです。ソーダ灰を入れることで溶けやすくはなるのですが、出来上がったガラスは割れやすくなります。

最後に石灰という白い粉。学校の白線に使用されるものです。石灰を入れる理由はガラスを割れにくくするためです。ソーダ灰を入れることで熱に溶けやすくなりますが、下がってしまった耐久性を上げることができるのです。

この3大原料を基本としてできたガラスが、窓ガラスやガラス瓶に使われることが多いソーダガラスです。写真は太田潤さんのガラスですが、太田さんの再生ガラスは、酒瓶や窓ガラスを溶かして精製されているのでソーダガラスです。

簡単にまとめると、ガラスの主成分である硅砂を、ソーダ灰によって溶けやすくし、石灰で強度を上げることでガラスができているということになります。ガラスって人工的で工業的で何でできているかわからなかった不思議な存在でしたが、少し身近に感じられるような気がします。実は硅砂を構成するケイ素は地球の表層の6割を占めているありふれたものだというのも驚きです。前田

◯トークイベント 大人のための化学講座・ガラス工芸編 「ガラスは何から出来ている?」
-地元の石英玄武岩で萩ガラスを復活させた藤田さんに聞く-
萩ガラス工房の代表・藤田さんから萩ガラス工房の取り組み、ガラス造りの話を化学の視点を交えながら伺います。
2019年8月3日(土)14時 ~(60分程度)
参加費:500円 冷茶付き
定員:20名(要予約)
↓こちらのページ下部お申し込みフォームよりお願いします。
http://unagino-nedoko.net/hagiglass/

【太田潤さんの通販】
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◯裏山の石から生まれる 緑のガラス工芸展
– 萩ガラス工房の取り組み –
2019年8月2日(金)~18日(日)
会場:うなぎの寝床 旧寺崎邸
休み:火曜・水曜休み
時間:11:30-18:00
住所:福岡県八女市本町327
電話: 0943-8021
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