【イベント】Cultivate Talk 頭グルグル耕そう / カルチベートトーク vol.10 伝統産業は淘汰されていくだけ?織物工場の事業を引き継ぎ、生産も行うファッションデザイナーと語ろう。

◉ Cultivate Talk 頭グルグル耕そう / カルチベートトーク vol.10
「伝統産業は淘汰されていくだけ?織物工場の事業を引き継ぎ、生産も行うファッションデザイナーと語ろう。」

会津木綿を使ったファッション・小物ブランドを展開する、ヤンマ産業 / はらっぱ。会津木綿は、400年以上前から福島県の会津若松で織られてきた綿織物で、久留米絣と同じ旧型のシャトル織機を使って織られていて、やわらかく着心地のよい風合いが特徴です。

しかし現代においては、こうした日本の伝統織物は、生産効率の良い海外製などの織物におされ、衰退に一途にあるのも事実です。
事実、会津木綿も久留米絣も、一時期に比べると織元の数は10分の1以下となっています。

そんな中、もともとファッションデザイナーだった山崎ナナさんは、ふとした縁で出会い、使うようになった会津木綿を残していくため、廃業の危機にあった織物工場の事業を引き継ぎ、自ら織物作りを継承していくことを決意するのです。

現在は海外にもその魅力を伝える準備をするべく、ニューヨークで生活をする山崎さん。「地域」という限られた視点だけではなく、デザインや商い、そして世界という多角的な視点で、日本の綿織物は残していく価値があるのか、続けていく上での課題、そして山崎さん自身のドラマチックな人生をたっぷりお聞きしていきます。

◉プロフィール

山崎ナナ Nana Yamasaki

1971年熊本県生まれ。東京芸術大学美術学部卒業、同大学院修了。デザイナー/ヤンマ産業株式会社代表/株式会社はらっぱ代表。ニューヨーク在住。
2008年にアパレル製造を行うヤンマ産業を個人で立ち上げる。営業、経営、デザイン、パターン、全てを自分の手で行い、製造(縫製)を東京に住むリタイヤした高齢者に自宅で縫ってもらうというスタイルで、ロットを設けず、小回りがきき、無駄のない生産から始めた。さらに2009年からは、福島県の会津若松の民芸品である「会津木綿」に注目し、約400年前からある生地を、着物や民族的なコスチュームから脱却したデザインで、若い世代に広める。
販売は、卸もあるが、メインは各地で行われる「受注会」のスタイルで行われ、ここでも、「オーダーを受けてから作る」というスタイルをお客様に理解してもらい、賛同を得て、大量生産大量消費とは違うアパレル業として受け入れられている。
2014年にyamma sangyo inc 米国会社設立、2015年には会津木綿の廃業の危機にあった会津木綿の工場の事業を引き継ぎ、布の製造から行うべく株式会社はらっぱを立ち上げた。

◉開催概要

日時 2018年7月8日(日)
時間 18:30-20:30
※トーク後に交流会(20:30-22:00)も開催 / 要予約
場所 旧寺崎邸
料金 1,000円 / 懇親会 +1500円 ※懇親会は 22:00 まで
※交流会は八女市黒木町の「たかっぽ」の郷土料理や地酒・ソフトドリンクをご準備します。
定員 30人(要予約)

受注会・販売会についてはこちら

◉予約方法

ページ下部の問い合わせフォームに記入して送信ください。
受付メールが届きましたら完了となります。
※なおFacebookイベントページの参加予定をクリックするだけでは受付できませんのでご了承ください。

メール予約 u-info@unagino-nedoko.net
電話予約・お問い合わせ 0943-24-8021 (旧寺崎邸)

◉カルチベートトークについて
これまで筑後地域のものづくりを紹介する活動をしてきた「うなぎの寝床」。外への発信も大切ですが、地域文化を刺激し醸成するためには、日本中・世界中の視点を、取り入れ、交流することも同じくらい重要です。
「カルチベート・トーク」は、活動を通して出会った、たくさんの面白い方たちに八女に来ていただいて、みんなで話聞いて、刺激受けて、インプット・アウトプットし合おう!という企画です。

◉お問い合わせフォーム

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