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すばらしき芝居小屋「八千代座」

8月 31st, 2012

8月27日(月)〜9月1日(土)は仕入れのためにお休みします。ご迷惑おかけします。

瑞穂窯と来民うちわに行った際、山鹿にある芝居小屋八千代座に行ってきた。八千代座の説明は以下(HPより抜粋)。

八千代座は、明治43年に建築の江戸時代の伝統的な芝居小屋の様式を今に伝える芝居小屋です。山鹿の商工会が劇場組合を作り、1株30円の株を募って建てたものです。八千代座を設計し、工事監督をしたのは、回船問屋の主人で灯籠師でもあった木村亀太郎です。建築には素人でしたが、研究熱心で東京の歌舞伎座や各地を見学、さらには上海に渡り洋式工法の長所も取り入れました。昭和40年代になると庶民の娯楽が多様化し、八千代座は時の流れの中に取り残されていきます。閉鎖状態が続き老朽化が進む芝居小屋。朽ちかけていく八千代座に一番心を痛めたのは、華やかだった頃を知るお年寄りでした。老人会は、「瓦一枚運動」で募金を募り、屋根瓦を修復。この運動に刺激を受けた若者も、復興へ向けての様々な活動を始めました。その後昭和63年国重要文化財に指定されました。 平成2年から市民の手づくりで行われた「坂東玉三郎舞踊公演」では、明治の芝居小屋:八千代座が創り出す空間のなかで、華麗に舞う玉三郎丈の舞台のすばらしさに観客は魅せられ、この公演が復興への大きな追い風となり、八千代座の名前を全国に広めることになりました。  平成8年より平成の大修復・復原が始まり平成13年完了。

歴史ある建物である。僕は雑誌の和樂で坂東玉三郎さんの記事が載っていてその存在をしった。「おー、おもしろそうだな。」と思っていたら、わりと近いじゃないか!こちらも来民うちわと同じで、3年くらい気になりながら行けてなかったのだが、念願かなってようやく訪れた。
この施設(といっていいだろう)のすばらしいところは、市民も使えるところ。担当の説明してくれる方と色々話していると、小学校の卒業式で使われたり、ダンスの発表会、シンポジウムなどで使われたりと様々な用途があり、一年の半分くらいはイベントで使われているらしい。
おもしいなと思ったのは、芝居小屋には席にランクがあるということ。花道から舞台まで見渡せる場所(舞台から見て左手)が上手桟敷。昔はお金持ちやVIPの方々がそこに座る。花道を歩く役者の方はそちらへ丁寧に挨拶をする。すると必然的にその際お尻を向ける席(舞台から見て右手)が下手桟敷となる。中央は枡席。そして二階席が設けられている。どこにも傾斜がつけてあり、どの席からも舞台がしっかり見ることができる設計となっている。
小学校の卒業式があった時の話しを聞くと、上手桟敷には来賓、下手桟敷には先生方、舞台に卒業生、中央の桝席には在校生、二階席には保護者の方々という形態で卒業式を執り行なったらしい。生徒は花道をあるき舞台で証書を貰う。すばらしい卒業式になったことは言うまでもない。
様々な用途で使われる時に、いろいろな組み合わせと想像が湧く「場」というのはそう多くない。いわゆる「箱」が多い世の中だと思う。ここ何年かは「なんちゃって企画屋」をやっている僕としてはワクワクする場所だった。10月には森山良子さんのコンサートや、稲川淳二さんの怪談ナイトが行われるらしい。楽しいだろうなー。 

この建物は、地元の老人会の方が残そう!と瓦一枚運動から始めたという。八女では旧大内邸と似ているなと。やっぱり市民が手を挙げて自分達の手で守られている所は、それが修復した後もしっかり町の「場」として機能している。あまり批判的なことは書きたくないのだが、今各地にできている文化ホールみたいなものは、大きなイベントを行うにはいいのかもしれないが、その土地にあった形とは言いがたい。八女にもこんな場所ができたら素敵だなーと思う。今八女では、群役所跡を上手く改修して利用しようと、町の人達が動いている(僕はまだ参加してない)。その建物の歴史と背景を考慮し、使われ方を充分考えながら、いい改修をしてほしい。まだ僕は正直自分達のお店のことで一杯一杯で、そこまでは頭が回らない。余裕ができたら参加しようと思う。

二階席よりの眺め。


枡席、舞台の様子。


天井には当時の広告を復刻したもの。


左手が上手桟敷、左手が下手桟敷、中央枡席、右手には花道が見える。

◎出張うなぎの寝床 in 長野

期間:2012年 9月6・7・8日 / 9月13・14・15日
場所:わざわざ
住所:長野県東御市御牧原2887-1
時間:11:00 – 16:00
電話:0268-67-3135
URL:http://www.waza2.com

◎概要
うなぎの寝床は、福岡の手仕事でつくられた生活用品を扱うお店です。 拠点にする福岡県八女市は、お茶として有名でありながら、 伝統工芸やものづくりが盛んな地域でもあります。 長野で暮らす方々に、九州・福岡のものづくりを少しでも知って頂けますように。

twitter – うなぎの寝床の日常を。
facebook – 写真などもストック中。

2012 / 8 / 31
白水


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