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【考えた事】大事なことは、歴史が教えてくれる。 /// 国立民俗学博物館 大阪

9月 27th, 2015

1編み見本

学ぶべきことは、 先人の知恵にある。

一日時間が空いたので、大阪の国立民俗学博物館に行ってきました。この施設は文化人類学・民俗学に関する調査を行い、その成果に基づき民族資料の収集・公開を行なっている施設です。世界中の資料が集まっていて、かなり見応えがあります。

僕らは、今福岡県南の筑後地方を中心に活動していますが、基本的に行なっていることは民俗学・人類学に近いことをやっているつもりです。純粋な研究ではないし、公の機関ではなく民間の「小売・メーカー」としての活動にはなりますが。現代つくられている「物」を通して、そこから歴史的なことを探って行ったりもしています。

過去を振り返るだけではなく、
未来を想像することが重要である。

こういう民族学博物館や民芸館に行くと、基本的には過去の収集から現代まで。という流れがほとんどです。それはやはり研究として取り組んでいて、調査研究が仕事だから。世の中にはそういう役割も必要です。僕らは、そのような歴史や文化の集積を踏まえながら、未来にどうつなげていけるのか?というところが仕事だと考えています。

民俗学博物館を訪れて膨大な資料に正直唖然としました。同じことはやれないなと(ま、同じことをやる必要もないのですが)。ということは、やっぱり現代の産業や物から歴史を見て、それが未来にどのような形態をとっていくのか、どのような可能性があるのかというのを、現代民に聞いてみるということです。聞き方としては、WEBでこうやって情報発信をしたり、イベントを企画してみたり、拠点(実際に見れる場所)を整えたり、そういう部分だと思います。まだ3年間しか取り組んでないので、なんとも成果も何もないですが、活動というのは小さな意識の積み重ねだと思っています。

自分達が見たり、聞いたり、集めたりするものが、今後どういう可能性を持って行くのか?衰退していくのか、発展していくのか?現代人に受け入れられるのか?受け入れられないのか?形態を変化させ適合させていく努力をすべきなのか、もう亡くなっても仕方が無いものなのか?その瞬時瞬時にあらゆる判断をしなければならないのですが、ちゃんとこういうことを意識しながら活動していかなければならないなと痛感させられました。

例えばもんぺも先人の知恵、
はんてんも先人の知恵。

うなぎの寝床では、久留米絣のもんぺや、MIYATAの半纏も販売しています。この二つに関しては言葉を聞いただけで「古くさいなー。」というイメージを抱くかたもいらっしゃるかもしれませんが、何故今もちゃんと残っているかというと、性能や形態が現代に合わせて変化してきたからです。もんぺに関しては、うちが適合させたといっていいんじゃないかと思います(あんまりこんなこと言わないけど、これだけは自信を持っていいかもしれない)。

久留米絣は、かつてはかなりの生産量を誇る織物でした。いまでは20分の1くらいに縮小してしまいましたが、まだ産地としてはかろうじで残っています。そして、戦後もんぺの生産もかなりしていました。戦時中に婦人標準服の活動衣として指定され、それが農作業着に変換されたという歴史もふまえ、人々に着られ、残ってきました。しかし、その値段はずっと変わらず、作り手も売り手も儲からない仕組みが確立されていました。機能や形態は確実に実証されているものです。今も僕らがすんでいる筑後地方では農作業着としてよく女性が履いているのを見かけます。

問題点は、農作業という機能の限定と、値段でした。僕らは生地を織る値段などや縫製賃を見直して売値を設定しなおしました。もんぺを売り始めた時は、そんな高くで誰が買うかね?と業者の人達には言われていましたが、僕はそのくらいの価値があると感じていましたし、製造工程などを見たら、そのぐらいの価値は当然だと考えています。むしろ安いくらいだと思います。人間はどうしても比較として物を見てしまう性質があるので仕方ないですが。

何が言いたいかというと、もんぺも、僕らにとっては民俗学的であり、人類学的であって、そういう風習や歴史、文化を見て行くと、何故その時代、これが着用され続けられてたのかが見えてきます。その要素要素は現代にも絶対通用するはずだと。そして、より上手く適合していくところはどこかと考えて、解決策や伝え方を考えます。

今は人数が少なくて労力が限られているので、久留米絣がどうしても中心になってしまっていますが、本当は今取り扱わせていただいている60数件の工房全てに対しての文化や歴史をしっかり調べて、自分達も使って、それを現代に適合するという作業をやらなきゃいけないなと感じています。 うなぎの寝床も4年目、いろんな方とお知り合いになり、仲間と呼べるような方々も少しずつ増えてきました。過去を掘り下げるという作業と、それを未来につなげていく方法と両方をしっかりと探りながら、今後も活動していきたいと思います。おわり(小学生作文風)。 白水

◯国立民俗学博物館
〒565-8511
住所:大阪府吹田市千里万博公園10−1
開館時間:10:00~17:00(入館は16:30まで)休館日:毎週水曜日(※ただし、水曜日が祝日の場合は翌日が休館日)、年末年始(12月28日~1月4日)
一般:420円 /// 団体 350円(/1人)
高校・大学生:250円 /// 団体 200円(/1人)
小・中学生:110円 /// 団体 90円(/1人)
URL:http://www.minpaku.ac.jp

5土偶?一筋縄では理解できないことも多い。

4作る男作る女どこのだったか?

3アフリカの床屋看板アフリカの床屋の看板。

2お面

1木うそ 太宰府木うそ。太宰府。

1竹屋根竹の使い方が面白い。

1太陽の塔万博公園の中にみんぱくはある。

1韓国もんぺ2韓国のもんぺ、どうやって韓国に伝わったのだろう?

1韓国もんぺ2013年収集。新しい。

1めめめ絵馬。怖い。

1はんてんどてらはんてん。

1カザフスタンかの絣 イカット西アジアの絣。

白水


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