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【体験レポート】宝島染工で藍染体験!

9月 30th, 2017

宝島染工で藍染に挑戦

先日、フィンランドとオランダから来日中のアーティストさんたちと一緒に、宝島染工へ染色の体験に行ってきました。宝島染工は草木染めや藍染の染色を行う工房です。その活動は染色だけにとどまらず、現在では自分たちでデザインした服なども手がけています。
私は今回ストールの藍染に挑戦してきました。まずは大籠さん(宝島染工代表)からざっと説明を受け、実践。藍染は初めから藍色なのではなく、藍の染料が空気と触れて酸化することにより、みんなが思い描くような藍色になります。一回藍甕につけて引き上げると初めはエメラルドグリーンのような緑色。そこから空気に触れることでみるみる色が変化していきます。甕に浸けては引き上げて、酸化させる。これを数回繰り返せば薄い藍色になり、何回も何回も繰り返すと徐々に濃い藍色へと変化していきます。

私はグラデーションのストールに仕上げたかったのですが、染めない部分をざっと握って藍甕につけようとすると、いきなり大籠さんからご指摘が。この時点でストールの生地がたるんでいると仕上がりもキレイな直線的なグラデーションではなく歪んでしまうとのこと。確かに。なのでキレイに生地を手繰り寄せて染色開始。普通の服でもそうですが、素材が濡れていると色が濃く見え、乾いてくると本来の色が見えてくるので、その仕上がりを想像しながら染めていきます。染めムラは酸化ムラでもあるため、中の生地もしっかり空気に触れさせるためにストールをひらひら。ストールの幅の長さだけ腕を高く上げてキープしないといけないため、二の腕はぷるぷるです。

今回藍染の体験をしてみて一番感じたことは、そのおもしろさと可能性、持続性でした。私は道具を使わないグラデーションでしたが、一緒に体験したアーティストさんの中には、板締めと呼ばれる方法や他の技法で染色した方もいました。大きな布を最後に広げてどんな状態か分かる。思い通りにいったりいかなかったり。その開く瞬間のワクワクがたまりません。また可能性と持続性は、まさにこの部分を楽しんでいることが大籠さんの魅力のひとつにもなっているとお思うんですが、天然染料は布以外も染めることができます。もちろんその染料との相性やその他要素などにもよりますが、紙や革、木なども染めることができ、素材はさまざま。いろんな材料と染料の組み合わせを想像しながら、実験していくと、どんどん可能性が広がっていくようです。

天然染料は化学染料と比べると一気に染料が定着せず、色が落ちやすかったりもします。だからこそ大切に扱おうという気持ちや、もう一度染め直して使おうという気持ちがが生まれるんだと思います。色や状態が変化することをネガティブなことと捉えずポジティブに捉え、向き合っていけたら、もっと気軽に楽しく天然染料と付き合っていけるのではないかと感じました。日本人は桜の満開だけじゃなく、散り際まで楽しめる民族なので、天然染料の色が変化したり抜けていく過程もきっと楽しいと感じるはず!

今回のストール、我ながらなかなかいい感じに仕上がりました!桑原

ー 企画展情報 ー
企画展:宝島染工展
日程:9月21日(木)〜10月1日(日)
時間:11:30〜18:00
場所:うなぎの寝床2階
通販:https://goo.gl/ciKXf1

 

 


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