【うなぎ企画】最強の部屋着展 THE BEST OF ROOM WEAR
ものづくりの筑後地域。
今も残るはんてん文化 つくる宮田織物。
福岡県南部筑後地域。ものづくりが盛んな地域です。仏壇や提灯、手漉き和紙、石灯籠、弓矢、久留米絣などの伝統工芸から、作家と呼ばれる個人のものづくりまで様々な作り手が存在します。今回はその中で去年の「はんてんてん」に引き続きはんてんに注目して、その技術と文化を見直して、現代に再解釈をしてみようという試みです。 はんてんを作っているのは筑後市の宮田織物さん。元々は久留米絣の工場としてはじまり、ある時期からわた入りはんてんを作り出し、今では創業101年を迎えた老舗の織物工場です。布を織るところからはんてんのわた入れ、手綴じ、縫製、検品まで自社で行う徹底ぶりです。 国産で全て作っているにも関わらず、通常のはんてんの値段は1万円からと非常に手に入りやすい価格で、多くの方に着て欲しいという意志を感じます。ずっと使って頂けたらわたの打ち直しなどアフターケアもしっかりしてます。
はんてんとコタツは 二つで一つ。セットだった。
それを現代に解釈すると 冬用もんぺでどうか?
今回は、久留米絣の織元にチェックと赤玉の布を織ってもらい、最強の部屋着を作るというコンセプトでものづくりを行いました。「わた入れはんてんって、ズボンないですよね?」ある時、宮田織物の方と話していると「昔ははんてんとコタツがセットやったけんね。」と答えが返ってきたのを覚えています。だからズボンがないのかと納得しました。現代のライフスタイルでコタツ文化が少しずつ減ってきた中で、コタツに変わるズボンをつくることができないか?と思考しました。そこで開発したのが裏地キルティング加工したもんぺです。冬用のもんぺを欲しいという要望と、コタツの変わりを作るというアイデアから生まれた商品です。
限定製作
今回の企画展では、オリジナルのチェックと赤玉のはんてんは15着ほどの限定販売です。久留米絣の織元さんに織ってもらったので、どうしても価格が通常のはんてんの2倍くらいにはなってしまうのです。それでも欲しいという方に買ってもらえたら良いなという事と、通常のはんてんはもちろん販売しますので、このはんてんを作る文化が今も受け継がれていて、現代においてもかなり機能的で良いということを知るきっかけになれば良いなと考えています。どうぞお越し下さい。
◯最強の部屋着展 概要
期間:11月20日(木)〜11月30日(日) ※11月26日(水)はお休み
時間:11:30〜18:00
場所:うなぎの寝床 2F
電話:0943-22-3699
住所:福岡県八女市本町西古松267
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