【新商品】 Farmers’ MONPE 宝島染工 ミロバラン DUSK
染めと向き合う具体的な思考
深化する宝島染工の染色表現
天然染料と手染めの技術に特化した染色加工を行う宝島染工とのコラボFarmers’ MONPEです。
宝島染工では、多種多様な技法による染色が日々行われています。今回は、その基本をベースにしながら、応用としてさらに毎年深まっていく染色のあり方をMONPEとして表現して頂きました。天然染料ならではの色合い、またその経年変化を楽しみながら生活に取り入れていただけたらと思います。
生地には愛知・知多半島の織物「知多木綿」を使用しています。久留米絣と同じ小幅のシャトル織機で織られており、糸に必要以上の負荷をかけずにやわらかく織り上げています。型は「Farmers’ MONPE」で、ゆったりとしたシルエットです。
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Farmers’ MONPE 宝島染工 ミロバラン DUSK
サイズ:S / M / L
価格 :26,400円(税込)
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作品としてではなく「商品」として提供したい
宝島染工代表・大籠千春さんは、草木染め作家の工房から、化学染料を使った商業用の染色工場まで、染めの世界を幅広く経験してきました。天然染料ならではの美しさや面白さを、手の届かない作品としてではなく、現代の経済循環の中でも当たり前に選べる商品として提供したいという思いで、故郷の大木町三潴郡で宝島染工を立ち上げました。
化学染料が発明された19世紀半ばまで、世界には天然染料しかありませんでした。化学染料と比べ、色落ちや日焼けがしやすいなどデメリットもありますが、経年変化を楽しみ、また染め重ねていくなど長く楽しめる素材でもあります。そうした魅力を日常で楽しめるように、染め工程の数値化やコスト・納期設定に取り組み、天然染料を「中量生産」で提供する生産体制を作り上げています。
遊びのある表現とプロセスの効率化
ベースは絞り染めの技法でミロバランを鉄媒染し、上から墨とログウッドを混ぜた染料を吹き付けて仕上げています。
本来の絞り染めであれば、糸や紐などで絞ることが一般的ですが、今回は作業性や生産性を考慮して結束バンドを使用しています。結束バンドを使う事で、道具を目安に何cm絞るかなど、技術を統一化しやすくなるメリットもあります。遊びのある表現でありながら、作業の効率化・分業化を細かく設計している様子は、宝島染工ならではです。
何色にも染まる白「知多木綿」
知多木綿は、愛知県知多地域で生産される綿織物の総称です。主に無地の「白生地」が織られており、染色などの加工後に一般の手に渡ることがほとんどで、浴衣や手拭い、半被などに多く用いられています。現在でも旧式の小幅シャトル織機が数多く稼働し、ゆっくりと布を織り上げるため生地の負担が少なく、手織りに近いやわらかな風合いが特徴です。
発祥は農家の副業とされ、海路にも恵まれた立地からその多くは主要都市へと送られ、江戸時代から綿織物産地として栄えました。明治時代には豊田佐吉(現TOYOTA創業者)による動力織機の発明を発端に生産性が飛躍的に向上。日本三大綿織物に数えられる産地として発展しました。
天然染料を使用し、一枚ずつ手染めしているため、製品ごとでムラ感や色味に個体差があります。一点づつ異なる表情をお楽しみください。
*オンラインショップでは色合いをお選び頂けません。あらかじめご了承ください。
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