【商品紹介】50年変わらない見た目と機能性を持つ常滑の甕
この甕を見ると皆さん梅干しを入れたいと言います。赤褐色でこの形。懐かしく、落ち着く見た目ですよね。おばあちゃんが梅干しを入れていたという記憶から、なんとなくのイメージからなど、とにかく梅干しの印象が強いと思います。そこで今日はなんとなくではなく、常滑焼の甕がいかに梅干しを入れる容器に適しているかの理由を具体的に紹介したいと思います。
土でできた陶器は急激な温度変化がないため、乳酸菌、酵母菌を守ることができます。また釉薬を塗った陶器は酸や塩分に非常に強い事もあり、菌は発酵に集中できる、まさに梅干しを作るにはうってつけの器なんです。陶器の中でも常滑焼は、硬く締まった仕上がりのため釉薬や生地がひび割れる「貫入」が起きません。これが1番の理由で長年梅干し入れとして使われているんです。私たちがなんとなく抱いているイメージの裏には、先人達の積み重ねられた経験があるんですね、脱帽です。と言いながら旧寺崎邸では梅干しではなく黒糖を入れてますのでご賞味あれ。前田