【商品紹介】でんぷんで作られた沖縄のお線香、ヒラウコー
【商品紹介】でんぷんで作られた沖縄のお線香、ヒラウコー
ヒラウコー(平御香)は沖縄の歴史や文化、自然との関わりで生まれた沖縄独特の線香です。主原料は、お麩を作るときの副産物であるでんぷん。チャンプルーなどに使われる車麩を作るときに出る残りかすだそうです。それに木炭を粉末にして混ぜて作ります。昔は芋カスを主原料にしてたそうで、さらに昔の戦後には馬糞を使っていたのだとか。どんな香りがするのか気になります。お香といえば木や葉から作られる印象が強いですが、でんぷんからできているヒラウコー。1枚を6本と数え、半分にして3本で焚きます。焚いてみると無香料ですがほのかに香ばしい匂いでした。
沖縄では、ヒヌカン(火の神)への祈りの人は毎日使うようですが、仏壇にはだいたい月に二回、チータチ(一日・月立ち)、ジューグニチ(十五日)、旧暦に沿ってヒラウコーを上げます。
旧寺崎邸の沖縄・ちくごのものづくり比較展では、ヒラウコーと八女にある馬場水車場のお香を比較してます。馬場水車場のお香は杉の葉が主原料でつなぎとしてタブの葉を使用しています。ヒラウコーもかつてはタブの木の皮を用いていたようですが、現在採取量が少なくなり取り入れていません。比較展に2つの違った地域の意外な共通点を探しにきてみてください。12月4日まで開催しております。前田
【福岡八女】馬場水車場・杉の粉お線香
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