【福岡もんぺ博まで9日】山笠の季節、久留米絣を望む。
実は久留米絣で作られていた
博多山笠の法被、製造元は謎。
福岡のお祭り山笠の季節になりました。お祭り自体を残念ながらしっかりと見たことはないのですが、この時期、各地に山が出て来て、そこに法被をきた方がいます。町でもこの時期はちらほらこの法被をきてる人を見ることができます。この法被は久留米絣で作られていて、経緯絣(たてよこかすり)で作られているのも多く、高い技術を要する久留米絣でも非常に難しい部類に入ります。どこの流れのものをどこの織元が作っているかは公開されておらず、謎に包まれています。
絣(ikat)のことを調べていくと、とある論文に祭り事など、行事に使われていた絣の柄としての役割の北限は琉球王国だ。という表記がありました。とても面白い表現だなと思いました。多分、基本ベースがそうだという話だと思います。久留米などは、どちらかというと日常着をベースにしていたので、多くは日々着るための着物として織られていたのだと思います。
しかし、鹿児島であれ、久留米であれ、備後であれ、少なからず衣装として使うという側面はやはりあるようです。そういう祭り事からの側面から布を見るのも1つの視点として面白いなと思っている今日このごろです。さて、福岡もんぺ博覧会まであと9日です。少しずつ絣プチ情報を盛り込みながら、盛り上げていこうかなと思っています。展示会は、福岡市内大名で行なわれますのでお楽しみに!白水
◎第6回もんぺ博覧会
http://bit.ly/26JUfcd
福岡展 | 松楠居| 7月16日(土)〜7月24日(日)
◎小もんぺ博覧会(うなぎの寝床のもんぺのみになります)
長野展 | パンと日用品の店| 7月14日(木)〜17日(日),7月21日(木)〜23(土)
【オリジナル MONPE】
http://monpe.info
【久留米絣もんぺ 通販】
http://bit.ly/1bLYM5p