【日々のこと】十字MONPEの魅力って何だろう?ということを考えてみる。
人気の十字柄。
半分半分もんぺの人気の秘密?
この十字のもんぺ、人気があります。去年リリースした柄なのですが、去年は6月時点で生地がなくなってしまい、売り切れになってしまいました。今年は絶対品切れさせちゃいけない。欲しい人には届けないといけないという強迫観念から思い切って去年の3倍くらいの量をつくりました。すると、NHKのイッピンでとりあげられてたこともあって、一瞬で完売。なんとなく予想はついていたので、追加で生地を発注していて、なんとか追加で縫製があがったのが現在8月。大変申し訳ない気持ちと有り難い気持ちです。
柄いきと、半々という面白さ。
なぜ、この柄が人気なのでしょう。まずは久留米絣としっかりわかる柄でもあり。かつシンプルな柄でもあります。さらに、久留米絣のもんぺを5年間扱ってきた身としてわかってきたのは、柄いきです。一つの反物に何個柄が入っているかという部分で、この模様は1つの反物(約38cm)に4つの柄が入っています。この4つの柄というのが、もんぺにした時にちょうど良い塩梅に見えるみたいです。それは、なんとなく経験的にわかってきました。もちろん、もっと密に柄が入ったり、柄がもっとまばらだったりするのも良いのですが、4つくらいの柄が入っているものは人気があるように感じます。
あとは、やはり半分半分という珍しさもあるでしょう。珍しいけど、そんな仰々しくは映らず普通に着れるという、落ち着いた半分半分だと思います。なんか、正反対のことを言っているようにも思いますが。美術家の牛島智子さんに協力頂いたて履いてもらったというのもあります。牛島さんの写真はいつも人に褒められます。ありがたや。
この感想は、あくまでももんぺをたくさん扱ってきた側の分析なので、あまりもんぺを着る時に気にせずに、自分が好きな柄を着てほしいと思うのですが、僕がもんぺを色々作ってきた中でなんとなく感じていることを書いた感じです。
でも、この感覚的な分析というのは、何かに生きると思っていて、今から久留米絣を広げていくときにオリジナルの柄を考えて行くと時に、柄行きを決めていくときに、こういう着てもらっている人達や、使ってもらっている人達の声はとても重要です。それに耳と感覚を傾けながら、でも聞きすぎずに(失礼)、未来に残りそうなそうな柄や色や形を考えます。
ということで、十字MONPEは結構たくさん再入荷したので、興味ある方はご覧ください。
◯通販 久留米絣もんぺ
http://bit.ly/1bLYM5p
◯MONPE専用サイト
http://monpe.info
その他のお知らせ

【数量限定】 Farmers’ MONPE いろは(全8柄)

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