大阪訪問② 太陽の塔 篇
太陽の塔をはじめて見た。衝撃だった。
大阪モノレールで万博公園へ向う。到着する間際、太陽の塔が見え始める。その大きさと迫力に「おぉー!」と声をあげずにはいられなかった。写真などではよく見る岡本太郎氏が製作した太陽の塔。行ってみたいなーと前から思っていながらいけずにいた。実物はすばらしかった。写真なんかとは全然違う威圧感がたっぷりの作品だった。美術館などで造形作品などを目にするが、それとはまたスケールが一回りも二回りも違った。
僕の印象は「奈良の大仏」と同じ印象だった。何かつらい事があったとき、思い悩んでいる時、拝んだら「くよくよすんな。がんばれよ。」と語りかけてくれそうだった。雑誌などの写真では正面のカットが多いが、下や後ろの方へ回ってみてもおもしろかった。貴重な脇の写真もアップしておく。万博記念公園は芝生のスペースやイベントスペースもあって、家族がワイワイと遊んでいた。万博の歴史や開催時の様子の映像も見たのだが、すごくおもしろそうだった。ただ、半年間だけの祭典にここまでの巨額をつぎ込むのは少しもったいないな。という印象もうけた。それはともあれ、万博が終わったあとに、今もちゃんと有効なシンボルと施設として機能していることはすばらしいと思った。
エキスポのパビリオンでは、一日では見きれないほどの膨大資料(歴史や模型など)を展示していたので、受付の方と「すばらしいですねー!!」と会話していたら「太陽の塔の中にはもっと膨大な量の資料があって、一部だけ公開してるんですよ。」とおしえてくれた。太陽の塔は資料庫としても機能している。おそるべし太陽の塔。おそるべし岡本太郎。中見たいな。
次は大阪日本民芸館について。
— 以下太陽の塔の説明 万博記念公園HPより抜粋 —
太陽の塔は、芸術家の岡本太郎がデザインし、1970年に開催された日本万国博覧会のシンボルゾーンにテーマ展示館として、母の塔・青春の塔・大屋根(長さ292m、幅108m、高さ約40m)とともにつくられました。塔の頂部には金色に輝き未来を象徴する「黄金の顔」、現在を象徴する正面の「太陽の顔」、過去を象徴する背面の「黒い太陽」という3つの顔を持っています。構造は、鉄骨、鉄筋コンクリート造りで一部軽量化のため吹き付けのコンクリートが使われています。また、内部は空洞になっており、博覧会当時は展示空間でしたが、現在は公開していません。「太陽の塔」は過去・現在・未来を貫いて生成する万物のエネルギーの象徴であると同時に、生命の中心、祭りの中心を示したもので、博覧会開催期間中、テーマ館の来館者(約920万人)に多くの感動を与えました。
夕方の太陽の塔。
太陽の塔の左脇。
太陽の塔の右脇
太陽の塔の後ろ姿と入れ墨。僕が行った時はイベントが行われていた。
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2012 / 12 / 19
白水