facebook
twitter

【地域のこと/観光協会】町並み保存運動の先駆けとして、1993年から続く「町屋まつり」。観光地ではない、暮らしの場としての町屋の味わい方。/ Yame Rediscovery vol.20

9月 17th, 2018

【地域のこと/観光協会】町並み保存運動の先駆けとして、1993年から続く「町屋まつり」。観光地ではない、暮らしの場としての町屋の味わい方。/ Yame Rediscovery vol.20

今週末22日-24日に開催される、八女の祭り「あかりとちゃっぽんぽん」。たくさんのイベントが同時に開催されますが、その中で特集第2弾では「町屋まつり」をご紹介します。

「町屋まつり」とは、毎年灯篭人形の時期に合わせて開催されるお祭りのこと。八女の白壁の街並みに沿って露店が並び、普段は入れない町屋が開放されたり、それぞれの町屋でイベントやワークショップが行われたりと「町屋」を主役においたお祭りです。

実はこの町屋まつりは、古くから続く「燈篭人形まつり」に合わせて、1993年に初めて開催され、25年以上の歴史があります。一体どのような思いから始まったイベントなのか、立ち上げから関わってこられたプロジェクトチームの代表である江口秀幸さんにお話を伺いました。

郵便局長として見守ってきた、地元八女のまちづくり。

定年で引退するまで、長く八女の郵便局の局長をしていた江口さんは、地域と密接な関わりを持つ職業柄、八女の町や人を見守ってきました。

八女福島の京町という中心地で生まれ育った江口さんは、25歳という若さで土橋郵便局の局長を務めます。このときは郵政民営化が行われる前だったので、郵便局員は公務員という扱い。地域の人たちと密にかかわる仕事のため、自然と地域づくりにも力をいれて取り組み始めました。

「研営会」という地域の経営者の勉強会に参加するようになり、同世代の仲間たちと町おこしや地域の活性化などについて、議論したり活動していました。この「研営会」が現在の八女商工会議所の青年部の前身です。

当時は、まだまだ町屋の再生や地域の活性化、というのは、メジャーではなかった時代。その中にあって八女ではこの頃から町並みの保存や修復などに取り組む人たち出てくるようになっていました。

町屋まつりが最初に行われたのは、そんな動きが生まれた1993年です。青年部の「本町筋を愛する会」の立ち上げとともに始められました。もともと福島八幡宮の放生会として「燈篭人形」祭りが行われていましたが、人口減少に伴い廃れてきてしまったこと、またこの年に起きた台風の被害から町屋を再生するモチベーションとして企画されました。

町屋を地域の財産と捉えきちんと伝え残し、八女の町を盛り上げたいという江口さんたち熱い思いが、町屋まつりの誕生の裏にあったのです。

観光地ではない、暮らしの場としての町屋。生きたまま、楽しんでもらう。

今回見せていただいた、1993年の初めての「町屋まつり」のパンフレットには
「今、八女・本町筋がおもしろい!- 本町は良い子が住んでる良い所 のんびりゆっくり歩く町- 」
というタイトルコピーがついています。

私たちも八女福島で日常的に過ごす中で感じることは、ここは「観光地」ではなく「暮らしと仕事の場」であるということです。だからこそ、八女福島に流れる空気は、のんびりゆっくり。江戸時代から続く商人と職人の生活空間の延長線上に、現在があるという感覚を与えてくれます。

そういう日常の町の良さを、外の人たちにも知ってもらいたい、地域の人にも知ってもらいたい、という思いが、この25年間変わらず続いてきた「町屋まつり」の真髄なんだろうと感じます。

今年の祭りからはじまる「再び町屋を主役に戻そう運動」。

燈篭人形を中心とした「あかりとちゃっぽんぽん」のお祭りも、一時期は白壁の町並みを離れた場所を中心に開催されていましたが、今年は改めて「町屋」を中心に据えたお祭りとなります。

町屋まつりでにぎわう昼と、提灯がともされる夜とで表情を変える町屋の白壁をぜひ見てほしいという江口さん。
外からやってきた人も増えてきた新しい八女福島の動きに、江口さんはとても嬉しく思っていると話してくださいました。

地域の人にも、外の人にも、もっとこの町の魅力を知ってもらう開かれたお祭りになればという、皆さんの思い。
ある種の原点回帰だけれど、昔よりはるかにパワーアップした祭りの実現には、江口さんをはじめ、ずっと八女の町を見守りつづけてきた人たちの思いがつまっているのです。原・渡邊

●町屋まつり

9月22日(土)~24日(月休)11:00~
八女福島の白壁の町並み界隈にある町屋や商店が解放され、様々なイベントが行われます。普段開放されていない町家の中に入れるチャンスです。久留米絣、提灯、線香作り体験をはじめ、お茶会、展示会など、普段静かな白壁の町並みが、この2日間ばかりは賑わいます。当日、イベント内容と地図が描かれたチラシを各所で配布いたします。

++++++++++++++++++++++++
「あかりとちゃっぽんぽん」イベント概要
HP: https://yame.love

●八女福島の燈籠人形公演

9月22日(土)~24日(月休)13:30、15:00、16:30、19:00、20:30の1日5回公演
口あけ公演は、9月21日(金)20:00 ※9月11日公演時間修正済※
場所:八女市宮野町・福島八幡宮境内
芸題:吉野山狐忠信初音之鼓
主催:八女福島の燈籠人形保存会

●町屋まつり
9月22日(土)~24日(月休)11:00~

●ショートショートフィルムフェスティバルIN福岡
9月22日(土)、23日(日)11:30~21:00

●八女うまかもんフェスタ
9月22日(土)、23日(日) 11:00~21:00

●宵のあかり竹燈籠と提灯
9月22日(土)、23日(日) 点灯15:00~21:00

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


コメントはまだありません

No comments yet.

Sorry, the comment form is closed at this time.