【イベント】「もんぺ、穿いてみんさい!in 秋の宮島」&「仏教入門講座」

「もんぺ、穿いてみんさい!in 秋の宮島」

広島 宮島 | 宮島弥山 大聖院 | 10月11日(金)〜10月14日(月・祝)

「MONPE」って何?→こちらをクリック


○ 開催への思い

宮島で出会う、久留米絣のもんぺ

久留米絣のもんぺの「輪」。宮島のお寺からじわじわ広がる!

福岡県南部で織られる久留米絣を伝えたい、という思いで生まれたMONPE。その風合いやストーリーに惹かれ、実際に着心地を体感し、良さを理解してくださる方々が増え、いまや日本全国へお嫁に行っています。

そんなMONPEの魅力を一番に伝えてくださっているのは「人」です。「夏はもうこれしかはけない!」「久留米絣ってすごい技法で・・・」「こんなに生地や色柄もあって・・・」と、ついつい人に話したくなる不思議な魅力が、MONPEにはあります。

今回イベントを一緒に開催させてもらう宮島最古のお寺である大聖院さんも、もともと家族ぐるみのご縁があったこともあり、「もんぺいいねー!」と、久留米絣の産地にも何度も足を運んでいただいたのがきっかけで、3年前にはじめてお寺でのイベントを開催しました。

厳島神社の大鳥居を見下ろせる絶景のお寺の大広間で、1年目はお寺の皆さんや宮島の皆さんが、2年目はそのお友達やご家族の皆さんを連れてきてくださったりと、どんどん広島での「もんぺ、穿いてみんさい!」の輪が広がっていきました。

今年もまた、由緒ある大聖院さんというお寺で開催させていただけるというご縁に感謝をしながら、宮島の皆さんはもちろん、この美しい世界遺産の島を訪れる世界中の皆さんと出会えるのを楽しみにしています。


○ 開催日程

「もんぺ、穿いてみんさい!in 秋の宮島」

広島 宮島 | 宮島弥山 大聖院 | 10月11日(金)〜10月14日(月・祝)

日程:2019年10月11日(金)- 10月14日(月)
時間:9:00-17:00
場所:宮島弥山 大聖院 客殿大広間
住所:広島県廿日市市宮島町210
概要:久留米絣を中心に、備後絣・遠州織物など、多種多様なもんぺが並びます。他にも袢天や食品など九州のものづくりも出張販売。

※チラシのPDF版はこちらからダウンロード!


○ 会場について

宮島弥山 大聖院 / Daisho-in Temple

宮島にある寺院で最も歴史が深いのが、真言宗御室派(総本山仁和寺)の大本山である大聖院です。空海が唐より帰朝後宮島に渡り弥山にて修行なされ、西暦806年(大同元年)に開基されました。明治維新までは十二坊の末寺を有し、厳島神社の別当寺として祭祀を行っていた厳島の総本坊です。


○ 関連イベントについて

「副住職による大聖院ツアー&仏教入門講座」

せっかく来られる皆さんに、会場である大聖院について、仏教について、学んでもらえればと企画しました。たくさんの堂宇が立ち並ぶ大聖院を副住職自ら案内してくださいます。仏教のことや、真言宗のことなども、わかりやすく教えてもらえる入門講座です。もんぺ展とあわせてぜひご参加ください。

日程:2019年10月13日(日)
時間:13:00-14:00
参加費:500円
会場:宮島弥山大聖院(もんぺ展会場集合)

お申し込みはこちらから:

エラー: コンタクトフォームが見つかりません。

○ 久留米絣とMONPEについて

その一、着物をほどいて作られた「もんぺ」

1942年、厚生省による着衣のガイドライン「婦人標準服」で発表され、もんぺは全国に広がりました。布不足の中、女性たちは着物をほどいてもんぺを仕立てたのです。戦後も農作業着として定着し、久留米絣の生地が使われてきた歴史があります。

その二、糸を縛るってどういうこと?

絣(かすり)とは、糸を縛って防染し柄をつくる技法のことです。イメージしにくいかもしれませんが、文字通り織る前の糸の束をぐるぐるっと縛る「くくり」と呼ばれる工程です。その糸を染めてほどいて、白く残ったところが柄になります。

その三、久留米絣の柄の種類は?

織物には、たて糸とよこ糸があり、絣にもよこ糸をくくる「よこ絣」、たて糸をくくる「たて絣」、そして両方ともくくる「たてよこ絣」があり、柄合わせが難しく技術が必要です。他にも産地では無地、縞、チェックも織られています。

その四、TOYOTAのビンデージ織機

トヨタ創業者の豊田佐吉が開発したものと同じモデルの、80年ほど前の小幅のシャトル織機を今でも使っています。現代の高速織機に比べると織りがゆるやかで、とても軽くやわらかく、手織りに近いような風合いの生地なのです。

その五、カラフルな柄もたくさん

久留米絣の染めは伝統的には藍染でしたが、化学染料が導入されてからは、さまざまな色の生地が織られるようになりました。今も藍染を続ける織元も残っていますが、MONPEシリーズでは主に化学染料を使用しています。

その六、縮小する久留米絣の産地の現状

最盛期には300件以上あった織元も現在は20数件まで減っています。それでも藍染手織りと化学染料機械織りの織元が半々ほど残っており、個性ある織元ばかりです。新しい層に久留米絣のことを知ってもらい着てほしいと思っています。

○ 主催

主催・お問い合わせ:株式会社 うなぎの寝床

〒834-9931 福岡県八女市267
TEL: 0943-22-3699 Email: u-info@unagino-nedoko.net
URL: http://unagino-nedoko.net

うなぎの寝床は、2012年7月に九州・ちくごのものづくりを伝えるアンテナショップとしてスタートした「地域文化商社」です。地域文化を、文化的にも経済的にも、持続可能な形で継続させていくために活動しています。久留米絣をはじめとして、地域に残る「物」や「人」などの資源を発掘・解釈し、商業機能を担いながら、現代に伝え直していきます。

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