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【もんぺ博・文化祭まで16日!】木と向き合う人たちが持つ、不思議な時間軸 / 九州ちくごの作り手⑤木工 関内潔

5月 10th, 2018

【もんぺ博・文化祭まで16日!】木と向き合う人たちが持つ、不思議な時間軸 / 九州ちくごの作り手⑤木工 関内潔

https://note.mu/unagi_watanabe/n/n691af0fab81b

うなぎの寝床で働き始めてから、ありがたいことに様々な分野の作り手の現場で、学ばせてもらう機会を得てきました。染織物、木工、土、竹、ガラス、食品・・・素材も工程も本当に多種多様です。

その中で面白いなーと感じるのは、素材や物の特性と、作り手の人柄や佇まいに、なにかしらの共通点を感じてしまうこと。すごく直感的で説明がしづらいのですが「あぁ土っぽい人だ」とか「木っぽい人だ」とか「織物っぽい人だ」とか「人形っぽい人だ」とかそんな感じです。説明になってないですね笑。

でも実際、たとえば布でも「染物」と「織物」をしている人では、普段の仕事の工程や頭を使わなければならない分野が全く違います。染物の人は意匠的なデザインや色などの感覚が重要ですが、織物(特に久留米絣)は糸の緻密な計算や地味な下準備が仕事のほとんどで、理系こつこつ派です。

そんな中で「木工」に携わる作り手の人たちに会うと、時々はっとする瞬間があります。人間としての日々のあくせくとした生活とは違うところで、もう一つの時間軸を持っているような気がするのです。

それは日々囲まれ向き合っている「木」という存在によるものなのかもしれません。「木」と共にいるからそうなるのか、もともとそういう気質があって「木工」に惹かれたのかは分かりませんが、とても興味深いなぁと感じます。

今回はそんなことを伺う度に毎回考えさせられ、ディープな思考を通して、丁寧なものづくりをされている、木工職人の関内潔さんをご紹介します。

本質は変えずに「変容」させるのが、職人の仕事。
「木」という素材は、火を焚く燃料としても、家や道具の素材としても、古くから人間が活用してきた自然の素材です。だからこそ、人間も長い時間をかけて森を大切に育て、守ってきた歴史があります。

数年でにょきにょき伸びる素材ではないですし、伐採してすぐに材料として使えるわけでもありません。数十年〜数百年かけて育った木は、伐採後に数年間「乾燥」をさせなければ、収縮して割れたり変形したりしてしまいます。

そして一言に「木」といっても、人間と一緒でさまざまな種類があります。八女に豊富なスギ・ヒノキだけでなく、ケヤキ・サクラ・カシなど、それぞれに硬さ・粘り気・色味が全く異なるのです。

これらの木材の特性や一本一本の個性を見極めて生かし、道具に昇華させていくプロセスの中で、関内さんが最近考えているのが、木の特性をそのまま、道具という形へどう「変容」させるのかということ。

木が木でないものに変わってしまうような形ではなく、あくまでも自然のままの木の延長線上にあるような形。関内さんが作られている受注家具や椅子、そしてお弁当箱でも一緒です。

しっくりとくる形に落とし込むためには、木に耳を傾けるのはもちろんですが、使う人とじっくり話すことも関内さんは大切にされています。どんな人なのか?どんな場面で使うのか?どんな機能が必要なのか?

木にとっても、人にとっても、自然と馴染んでいくような形が生まれる背景には、そんな関内さんの豊かな思考のプロセスがあるように感じます。

関内さんはご自身は東京出身で、現代美術を学んだ後、受注家具製作をきっかけに木工の世界へ。その後、パートナーで八女出身の現代美術家の牛島智子さんとともに、2004年に八女へ移住されるのです。

今回の作り手レクチャーでは、これまで関内さんに影響を与えた体験や本などのお話を伺いながら、木と人間の関わり方について、考えてみる場を作ります。関内さんとお会いするときに感じる、独特で心地の良い時間の流れ方と、はっという気づきの機会をより多くの方と共有できればと思っています。

◉「木と人間の関わり方について木工職人の関内さんと語る会」
① 5月27日(日) 14:30-15:30 @旧八女郡役所
– 内容  素材と道具の実演+関内さんの木工レクチャー
– 参加費 1,200円(ドリンクチケット付) / 募集人数 最大15名
お申込み方法:
① WEBフォーム / https://bit.ly/2qHZfj8
② メール / u-info@unagino-nedoko.net
③ TEL / 0943-24-8021(旧寺崎邸)
企画:株式会社うなぎの寝床


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