それぞれの織り工房

8月27日(月)〜9月1日(土)は仕入れのためにお休みします。ご迷惑おかけします。

仕入れ二日目。春は久留米絣の工房2件、僕は小郡のテキスタイルの翔工房へ。それぞれ「織り」を生業とし布をつくっているのだが、どちらもかなり特性が違っておもしろい。
写真一枚目は翔工房。小郡市の田園風景に囲まれる豊かな環境にあり「染め・紡ぎ・織り」布を紡ぎ出すための全ての工程を学べる工房だ。手紡ぎの糸の風合いはすばらしく、去年から僕ぼすごく気に入っていたマフラーが今年定番化するかもしれない。いくつかのマフラーができあがっていたので、主宰の田篭さんと相談して、長野への出張うなぎの寝床のために貸してもらえることになった。かなりいい。ぜひその風合いを手にとって確かめてもらいたい。
2枚目は広川にある久留米絣の「津留織物」。もんぺ博覧会の時からずっとお世話になっていた。うちでは藍染絣工房のクッションを扱っているが、それとはまた特性が違う。藍染めとは違う色々な色が出せる染料を使い、鮮やかな色を出している。いろいろある久留米絣の工房のなかでも、現代にあった絣を作り出している工房の一つだと思う。

今まで(といってもまだ2ヶ月だが...)うちでは加工され商品になった久留米絣を置いていたのだが、反物を置く事にした。久留米絣は着物の生地として親しまれてきたものだ。この反物でしかできない織りの世界感が大事だと思っている。そしてそれを知ってもらえたらありがたい。

さて、今日は荒尾の瑞穂窯、山鹿の来民うちわへ。

翔工房のマフラー。ぜひ手にとってみてほしい。

津留織物の反物。鮮やかで現代にもあった柄なのだ。

◎出張うなぎの寝床 in 長野

期間:2012年 9月6・7・8日 / 9月13・14・15日
場所:わざわざ
住所:長野県東御市御牧原2887-1
時間:11:00 – 16:00
電話:0268-67-3135
URL:http://www.waza2.com

◎概要
うなぎの寝床は、福岡の手仕事でつくられた生活用品を扱うお店です。 拠点にする福岡県八女市は、お茶として有名でありながら、 伝統工芸やものづくりが盛んな地域でもあります。 長野で暮らす方々に、九州・福岡のものづくりを少しでも知って頂けますように。

twitter – うなぎの寝床の日常を。
facebook – 写真などもストック中。

2012 / 8 / 29
白水

 

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