【視察・研修】ゆいまーる沖縄さんへ視察に行ってきました。

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うなぎの寝床の伸びしろを感じた2日間の視察

先週のことになりますが、うなぎの倉庫番であります林田がゆいまーる沖繩さんへ2日間の視察に行ってきました。今年の1月にうなぎに加わった時に白水さんより「倉庫を借りたんだけど、整えてくれる?」との依頼があり、とりあえずやってみるか精神で倉庫作りに取り組みつつ、もんぺの繁忙期である夏場が過ぎると、倉庫での業務に色々な課題が見えてきました。同じように来年想定される作業量に対する仕組みを少しづつ整えないといけないなと常々感じていたので、参考になるシステムや場所作りを実際見てみたいなと白水さんに相談し、以前より交流のあったゆいまーる沖繩さんへ視察が予定されたのです。

ゆいまーる沖繩さんは、沖縄・琉球の魅力・伝統・文化をその地域で作られている商品を通じて発信されている会社です。ちょうど一年前頃に新社屋に移られたばかりでとてもきれいな職場で仕事をされていました。事務所・倉庫・作業場・店舗が一つの空間に共存しているので物も人も効率よく動いているように感じました。話を聞いていくと、移転前に夜な夜な作戦会議を開き、新社屋の構想を練っていたそうです。

伺った時に、まず感じたのは床がきれいだなと。お聞きすると床にものを置かないように取り組んでいるとのことでした。当たり前のようで、できないことです。物を床に置かないことを徹底するとたくさんメリットが出てきます。通路をいつでも通路として使える。限られた棚を有効に活用するようになる。だれでもすぐに商品・備品の納める場所がわかるように表示するようになる。一時的な物の保管を台車の上でやることで動かすことが苦にならない。掃除が楽。なにより見た目が綺麗な空間で働いていると気持ちがいいです。

もうひとつ感じたのは情報共有が徹底されていることです。新社屋に移ってからも業務上の改善点を見つけ「プロジェクトY」と題して、よい提案をさらに議論し、実行に移していること。社内のルールや新しい掲示物を毎週のミーティングで共有する。会社の経営計画を社員全員で作成し、年一回発表する会を設けていること。なんとなく感じている問題点を具体的に提案する機会が多くあるなと思いました。情報共有のルールが確立されていると、新しく加わる人への説明もスムーズに行えるし、何度も説明しなくて済むことにつながる。特に今私しか知らないことが多くある状態から抜け出したかったのでこれは早急に取り組むべき課題です。

ゆいまーる沖縄さんでは付加価値を生まない作業をなるべく社内でしない仕組みづくりをされていて、その分自社商品やサービスに付加価値をつける仕事に取り組まれていました。もちろん、最初からやらなかったわけでなく、長年やってきた仕事の流れを何度も何度も見直して視覚化し、問題点や無駄な部分を少しづつ改善されてきた記録と共に構築されていった仕組みを見せていただきました。今年の私はまさにうなぎのバックヤードの業務の問題点を洗い出すための一年だったように思います。改善されてきた実例をたくさん見ることができて、なるほどうなぎはまだまだ伸びしろがあるなと感じた二日間でした。

最後にたった一人の研修を快く引き受け入れてくれ、初歩的な質問にも丁寧に対応してくださったゆいまーる沖縄の皆様に感謝します。これからも沖縄と福岡八女との交流が続いていくと嬉しいです。林田

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