【考えた事】日々実験、とりあえずやってみよう。

実験 藍染め

とりあえずやってみる。
そこから何か見えてくる。と思う。

ブログの更新がなかなかできない日々が続いていますが、うなぎの中はニョロニョロと動めいています。海外とのやりとりも少ししたり、来年のことを動かしたり、実験をしたり。写真はカットソーの生地を藍染絣工房の5代目であるけんちゃんにサンプルとして染めてもらったもの。浅草にお店があるyohakuさんと実験的に取り組んでいるサンプル。

右から左へと、染めの回数が多くなっていく。今までは久留米絣の工房は先染めの糸を染めることが主流だったが(もちろん)、いろんな可能性を探っていかなければならないと思っています。そこから新しい産業の形やシステムが見えてくると思っています。どの時代もチャレンジしないと見えてこない部分は多くあります。大事な芯は守りつつ、常に時代の流れを読みつつ変わっていくことが大事です。

インドでも、ある時期に国外から腕のたつ職工さんをたくさん読んで手工業やいろんな技法が発展したという話を聞きます。僕はこれはすごくいい事例だなと。今はこの産地は久留米絣の産地ですが、その技術を応用したりしながら新しい産業の可能性を探って行くというのは、絶対大事だと思っています。そして、僕らの役割は九州ちくご外の人とも交流し、お互い刺激をし合うこと。いろんな方を工場に案内したり、商品を外に出したり、アートや商業、生活用品として物をアウトプットしていって、それについて、人とコミュニケーションすること、それが役割だと思っています。

この4日間は、大阪と鳥取からきた方をアテンド中。僕らもこういう機会があると、久しぶりに会う作り手のところや、今の状況を意見交換したり、新たな視点の意見を得れたり、収穫がたくさんあります。

10月からは仕込みの時分。

僕の中では、5月から9月は外交の時期だと、なんとなく考えています。久留米絣のもんぺのイベントもたくさんありますし、新たな出会いもたくさんあります。有り難い限りです。そして、この10月からは仕込みの時期。この外交で得た情報や蓄積をしっかりと溜め込み、来年へ向けての方向性をしっかりと担保していく。「夏忙しそうだねー。」と言われることが多いのですが、僕にとってはこの10月から2月というのが最も重要で、知恵をひねり、覚悟を決めて、やりがいがある時期です。もう10月に入ってからというもの、頭がパンクしております。でも、一つずつしか進まないので、コツコツとがんばります。おわり。

白水

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