【考えたこと】もんぺ博覧会まであと5日 / 販売と研究のバランス

【考えたこと】もんぺ博覧会まであと5日 / 販売と研究のバランス
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もんぺを履いてもらう機会を作る。そして、マニアックな研究も少しずつ。

もんぺ博覧会をはじめたのはもう6年も前になります。妻が八女伝統工芸館に勤めていて、ネーミングやチラシのデザインなどを手伝う形からそのまま引き継ぎ今にいたります。僕らが主で担当した2012年の画像を見ていたら、いろいろやっていたようです。そういえば什器をつくったのでした。九州にはハンズマンという大型のホームセンターがあり、そこで大抵のものは揃います。2×4材と丸棒を使いながら、什器をつくりました。
ハンズマンの紹介みたいになりますが、うなぎの寝床の店舗の什器も難しいのは一つもなく、合板を仕上げたものと、補助マス、工事用の照明を組み合わせて構成しています。本当はしっかりした什器をオーダーメードで作れればよかったかもしれないのですが、お金もないし、身の丈にあったアイデアで大体やっていくことが多いです。
「もんぺ博覧会」という企画自体は、僕一人の手に追えるイベントではなくなってきました。毎年来てくれる方からの期待値もあります。どちらかというと新しい視点と新鮮味をどうにか毎年提供できればと思ってやっていますが「もんぺ」も「久留米絣」も4年〜5年取り組んでいるので、新鮮味というのは欠けてきます。
深みはもちろん出てきます。久留米絣やもんぺに対しての知識などは少しずつストックされてきました。そして、渡邊さん岡本さんという、歴史系に強い方々もうなぎのメンバーに入ってきてくれ、研究に近い体制が少しずつとれてきたのも事実だと思います。
しかし、それが「ただ着てみたい。」といいう衣類として身につけることを目的とする人々にとって、どれだけ重要なのかがよくわかりません。工場にも大分入り込んでやっていますし「んー、この経糸(たていと)の使い方は面白いですねー。」とか、使う方としてはどうでもいいかもしれない作り手と同じ目線になってきてしまっているところもあります。
だからこそ、新しく入ってきてくれた方々の視点なども織り交ぜながら今後はやっていかないといけないなと思います。そして、「研究」に近い形でより深めていくところは深めていかなければならななと。
とはいえ、まずは理屈抜きに履いてもらいたいなとは思っています。着心地は間違いなくいいと思います。結局は理屈じゃなくて感覚が一番大事だとは思っていて、その履いてもらえる機会をつくりたいなというのが一番なので。長くなりました。白水

◯2016年もんぺ博覧会 / 八女展
八女伝統工芸館 | 5月24日(火)〜5月29日(日)
時間:10:00~18:00(最終日17:00まで)
住所:〒834-0031 福岡県八女市本町2-123-2
tel:0943-22-3131
URL:http://bit.ly/26JUfcd

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