【企画展】そもそも綿クレープって?高島ちぢみとは?

【企画展】そもそも綿クレープって?高島ちぢみとは?

steteco.comのステテコは全て滋賀県高島地区で織られている高島ちぢみで作られています。琵琶湖の北西に位置する高島地区。そこで江戸時代より高島ちぢみは始まりました。
綿の織物で、久留米絣と同じく平織りという織り方で作られています。
高島ちぢみの生地が作られるステップとしては大きく2つ。

①ちぢみを織る
②しぼを出し、晒す という行程です。

久留米絣と大きく違うのは緯糸(よこいと)に強撚糸と呼ばれる糸を使っているところ。なんと約1200回の撚り(より)をかけてあります。撚るというのはねじりをかけるということ。日常会話でよりを戻すという言葉もこの撚りから出てきた言葉です。1200回も撚っているため、糸が戻ろうとする力が強く、糊で固めることで、織ることができます。

織られた生地は高島地区の晒工場に運ばれ、②しぼを出し、晒す という行程に移行します。
熱湯に通し、糊がとれることで、緯糸の撚りが戻ります。その戻る力を利用して、綿ちぢみの命である「シボ」と呼ばれる布面の凹凸が作られます。その凹凸によって通気性や吸汗、速乾性に優れ、爽やかで快適な着心地を生みだすのです。さらに綿100%にも関わらず、天然のストレッチ性もあります。
撚ってその撚りを戻すことでこの快適性が生み出されているのです。
撚りによって生み出されたしぼ(凹凸)があることで肌の設置面積が少なく、汗をかいても肌に張り付きにくく、さらりとした肌ざわりをキープできます。

このような撚糸を利用して織られたしぼのある織物をクレープと呼び、綿の素材でできているので綿クレープなのです。
高島ちぢみは肌着や、夏用衣類、パジャマによく使われています。

今日も1日この高島ちぢみのステテコをもんぺの下に履いていました。
久留米絣のもんぺももちろん気持ちがよく夏に最適なのですが、下にステテコを履くことでまた違った心地よさになるとは思っていませんでした。特に汗をしっかり吸いつつ乾いてくれるので、もんぺまで汗が到達せず快適に過ごせます。パンツの代わりにできるというのも納得の着心地です。

6/14から始まる綿クレープstereo.comのものづくり展でぜひ体感してみてください!鋤田

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http://shop.unagino-nedoko.net/?mode=grp&gid=2059828

【企画展HP】
http://unagino-nedoko.net/steteco-com/

 

◎綿クレープ steteco.comのものづくり展
場所:うなぎの寝床 旧寺崎邸
日程: 6月14日(金)~30日(日)
時間:11:30 – 18:00
休み:火曜・水曜休み
住所:福岡県八女市本町327
tel:0943-24-8021

 

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