【企画展】染と量 宝島染工展 宝島染工とはなんぞや。

福岡県三潴郡大木町の田園風景の中にある染工場です。宝島染工は、藍、泥、草木などの天然染料に特化した工場で、代表の大籠千春さんによって2001年に立ち上げられました。
天然染料と聞くと、手間がかかり高価なイメージがあるかもしれません。手間がかかるのは間違いありませんが、宝島染工では、作品ではなく商品という形で、色々な人が手に取れる価格帯で、世の中に流通させることを考えられています。高級品としてではなく、生活に寄り添える天然染料の服なのです。

様々なアパレルブランドの染めのOEM(受託製造)を引き受けながら、月に2000枚もの商品をスタッフ8名で染め上げる、そして市場に流通させていく。コンパクトな組織・スペースからは想像できないくらいの大きな生産力、そのギャップがとても興味をかきたてられます。私も工場を見学させてもらったのですが、この場所から国内、世界へ届けているとは思えないようなコンパクトさでした。

近年は宝島染工のオリジナルブランドも展開しています。自分たちの作りたい服を提案するのではなく、ブランドに対してのサンプル的ラインナップになっています。つまり、オーソドックスな形で性別や年齢関係ない服を染めることで、ブランドに幅広く提案できる、まるで染め見本帳のようなオリジナル商品です。オーソドックスな商品なので生活に取り入れやすく、飽きのこない形です。染めの経年変化を長い間楽しんでいただくには最適な形ではないかと思います。染めについて、その量産について、企画展ではご紹介しますので、是非お越しください!!前田
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
◯染と量 宝島染工展
2019年7月12日(金)~21日(日)
会場:うなぎの寝床 旧寺崎邸
休み:火曜・水曜休み
時間:11:30-18:00
住所:福岡県八女市本町327
電話: 0943-8021
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

読み込み中…