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【雑感にょろり】のごみ人形の「祈り」のルーツ

5月 7th, 2016

【雑感にょろり】のごみ人形の「祈り」のルーツ

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初代のごみ人形は黒い木製人形

日本の郷土人形にやたらと反応する、フィンランドのアーティストCompanyの二人を、先月「のごみ人形工房」に案内しました(二人の詳細はこちら:http://bit.ly/1X57Zrz)。のごみ人形は佐賀県鹿島市の能古見地域で作られている郷土人形で、「木版摺更紗」の人間国宝でもある鈴田滋人さんがデザインをされています。色々な動物たち(そして神様や妖怪)などが、鮮やかな色使いで表現されているイメージが強かったのですが、鈴田さんの奥様が案内して下さった資料館の方には、1946年に作られた「初代・のごみ人形」が展示されていて、あまりにも違う姿形にびっくり。黒く焦げたような色の木片に、ちょっとひょうきんな悪役のような絵が描かれているのです。

戦後の暗い時代を昇華させる

なぜ?と思っていると、ご説明いただきました。もともとは染織工芸家で「鍋島更紗」を復元した、お父様の故・鈴田照次さんが戦後の何もない時代、子供たちのためにおもちゃを作りたいという思いで、その辺の木片から人形を作り出したとのこと。照次さんご自身も中国に出兵し伝染病を患ったと伺いました。初代・のごみ人形を見ていると、戦時中の暗い時代の記憶を、玩具という「怖くない」形に昇華させることで、新しい時代への祈りを込めたのではないかと感じました。今ののごみ人形にも、その「祈り」の思いは受け継がれているように思います。小さな日常の美しさと可愛らしさが、「人形」という形でそっと日々の生活に寄り添っているのです。すごく柔らかく温かく迎えて下さった、職人のお三方とお話ししながら、ずっと続くそんなつながりを感じました。

【商品名 : のごみ人形 / 佐賀県鹿島市】
通販:http://bit.ly/1YSRboc

【参考資料】
companyのサイト:http://www.com-pa-ny.com
のごみ人形について:http://kashima-kankou.com/nogomidoll.html

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