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【考えたこと】地域資源をもとに、それぞれの能力で何ができるか?趣味と仕事とお金と。

10月 14th, 2015

アテンド

大事なことは、人が教えてくれる。
それをもとに、考えて実行する。

今月は、ほとんど外に出て人と会ったり、人を作り手のところへ案内したりという仕事が多くありました。先日は鳥取たくみの田中さんが研修という形で4日間来てくれて、いろんな作り手の現場を案内しました。僕らは、一応地域の人間という位置づけです。外部的な目線も持ち続けているつもりではあるのですが、やはり何年も住んでいると、どうしても新鮮味というのは薄れていきます。はじめに得た感動がずっと持続する訳ではありません。しかし、この地方には面白いことにスルメのように噛めば噛むほど味が出る方々と文化(スルメに例えてすみません)がたくさんいます。新鮮味はなくとも、面白い要素と、何度噛みしめても興味深い要素が様々な角度で見えてきます。

僕らは、あくまでも地域資源をもとに、
それぞれが何をやれるか考え実行する集団。

いろんな人に、自分達の活動を説明する機会が増えてきました。そして、インターシップをやりたいという方もうちを訪ねてきてくれたり、新しい仲間も増えそうな予定です。そうした方々に自分達の活動を伝える時に、いろいろな資料や言葉で説明するのですが、なんだかまだしっくりは来ていませんでした。お店として物を売る仕事もしているし、一方で通販や商品開発、卸業、そしてデザインなどの仕事も少しやっています。

「自分達は何の仕事をやってるんだろう?どういう基準で仕事を受けたり、受けなかったりするのだろう?」この3年間、よくわかっていませんでした。なんとなく感覚でやってました。でも、人が増えるにしたがって、より多くの人に意見を貰ったり、話すことで見えてきたことは、うなぎの寝床の中にいる人達が、地域資源(物や人や文化)をテーマに、自分がやれそうなことをやる。そういう集団をつくりたいなという部分が言葉として見えてきました。そのルールさえ抑えていて、しっかりアウトプットできていれば、それでいいんじゃないかと。

趣味ではなく、仕事として。
お金に還元できる能力を育てる。

「自分でやれそうなこと」というのは、曖昧な言葉です。趣味でやれそうなことではなくて、仕事としてやれそうなことです。仕事にするということは、貨幣(お金)のやりとりをするということ。ボランティアも素晴らしいとは思いますが、現代に置いては、僕はお金という分かりやすい価値を交換するというのが、仕事ではまずは必要だと思っています。お金儲けではなくて、ちゃんとした価値を、ちゃんと社会や人と交換するということ。等しく交換するということが大事かもしれません。

僕は、そこまでお金に対しての執着があった方ではないのですが、この仕事をはじめてから、お金に対してはしっかりと考えるようになりました。何故かというと、ものづくりの企業も、伝統工芸の職人さんも、材料屋さんも、原料屋さんも、内職さんも、やはり、みんな生活があるんです。生活するためにはある一定のお金が必要で、仕事をするということは物々交換では成り立たなくて、やっぱりなんらかの物や技術、労働と貨幣(お金)を交換するということで成り立ちます。そして、産業が衰退していくということは、その価値が現代の世の中と乖離していき、需要が少なくなっていくという現象です。

僕の理解では、伝統工芸などは価値が落ちて行っているというより、現代に合わせて変換していけてないという感じに映っています。それぞれの時代で人々が得たいものというのは違います。それをしっかりと理解しながら、守るべき大事な芯の部分は守りながら、変えていくところは変えていかねばなりません。

僕らが変えてはいけない部分、それは
「それぞれが地域資源をベースに、何かを換金化していく。」

僕らは、素敵な雑貨屋さんを目指している訳ではありません。あくまでもアンテナショップとして、地方の物が見れる場所をつくったり、買える仕組みをつくったりしています。今は始めやすい生活雑貨という領域から仕事をスタートさせましたが、工業やソフト面、文化を伝えることも仕事として取り組んでみたい一つです。

ゲームや専門的な道具、業務用品
そんな物も扱いたい。

この九州、福岡という場所を見ただけでも、本当にいろんな産業と物があります。福岡市内ではゲーム会社も多くて妖怪ウォッチをつくっているLEVEL5さんもありますし、北九州には便器をつくっているTOTOさんもあります。工業の領域でも様々な分野の企業があります。それは、この土地に限らず、どの地方にも何らかの特殊性を持った会社はたくさんあって、それはそれぞれの分野で、それぞれのレイヤーで仕事をしているので交わることはあまりありません。しかし、僕らは「地域」というよくわからないくくりを無理矢理設定したことで、その分野の壁のようなものを超えることができると思っています。

うなぎの寝床も4年目に突入して、もう一度自分達がやりたかったことを見直す時期にきました。今まではゲームを仕入れるという発想はなかったのですが、ハルと話していて、全然ありだね。という結論に至りました。そして、福岡版の桃鉄とかがあったら、福岡の産業とか理解しやすいよね。とかいろんなアイデアを湯水のように湧いて出てきます。それをどれから実行していくのか、どれを拾って、仕事として昇華させていくのか、しっかり頭を働かせながらやりたいと思っています。

10月、とりあえず短期的には何も作業が進んでいません。でも長期的にはいろんな仕込みをしています。多分、来年くらいからいろいろ楽しくなるはずなので、お楽しみに。とは言いません。勝手に発信しますので、興味があればぜひ遊びにきてください。とりあえず、今は過渡期です。産業も、うなぎも、地球も、いろんなことが過渡期なような気がしています。冬に向けて、しっかり食べて太って、冬眠したいところですが、ちゃんと仕事も息抜きもしながら、冬を越したいと思います。みなさんがんばりましょう。では、おわり。

白水


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