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【考え】禁断の仏壇・提灯・石灯籠リサーチ開始。

8月 28th, 2015

禁断の仏壇・提灯・石灯籠

本当は、ちゃんと紹介したかった。
仏壇・提灯・石灯籠・手漉き和紙。

今、とあるプロジェクトに関わりだしました。そのプロジェクトでは八女にある技術を転換させて、現代のニーズにあった物を生み出そうという、ま、地方によくあるプロジェクトです。ありがたいことにお声がかかって、今リサーチを始めています。実は、この仕事を始めた時から、仏壇・提灯・石灯籠・手透き和紙は興味はあったのですが、生半可な覚悟では、携われないなと思っていました。

なぜかというと、宗教的なことや、ルールなどが多いからです。単純に作っている人と技術を知って、紹介したら人に届けることができるというものではなく、どういう歴史があって、その人にとって、どういう場面で、どういう使い方をするのか、しっかりと理解しておく必要があります。そして、値段も大きいです。

例えば、焼物だと極端に言えば、技術や作法を知らなくとも仕入れて、売れば、商いとして成立するし、買う方も特に説明なくとも自分の生活で使うイメージはできると思います。それは、ある程度素人でもできないことはない領域です。僕らは3年前にお店をはじめたときは、まるっきりの素人であり(今もあまり変わりませんが...)、自分達の普段の日常生活で使いやすいものから紹介していった。とい
うイメージです。

お茶、仏壇、提灯、和紙、未知な領域のリサーチ。
大体のものは大陸の影響を受けながら、
日本独自の変換をとげている。

そして、少し特殊な領域に今年の末くらいから入っていけそうかなと考えています。手仕事のものから、伝統工芸、工業のレベルのものまで紹介できればなと思っています。うちで売るかどうかは別として、この筑後地域を中心とした福岡・九州にはいろんな技術があることがわかってきました。それは、必ずしもこの地域に限ったことではなくて、どの地域にも存在するものだとは思いますが、その土地の自然環境や条件によって、独自の発展をとげてきたと言えるでしょう。

仏壇に関しても、日本独自の文化のようです。仏教自体は中国から流れてきたものですが、この家々にそれぞれご先祖様をまつって手を合わせるという文化自体は日本独自に発展したもののようです。

今、日本茶も調べているのですが、これも日本独自の発展を遂げたもの。茶の樹自体は中国から入ってきています。しかし、世界中のお茶(ウーロン茶や紅茶)などは発酵茶であって、日本茶は不発酵茶です。さらに、碾茶(てんちゃ)という状態に落とし込み、それを臼で引いて抹茶にし、茶道という文化ができあがる。なかなか歴史を追っていくと面白いものです。

すごく昔から日本発祥で、日本古来の文化だと思われていたものも、やはり大陸の影響を受けているものが多いです。それは、調べた時に内心はがっかりする側面もあるのですが、事実は事実受け入れながら、なぜそれが日本で発展してきたのか、なぜ日本で独自の変化を遂げたのかを見て行くと、現代人の生活にそのような技術や文化をどう転換すれば受け入れてもらえるのか、現代のライフスタイルに適合させることができるのかという部分が見えてくるような気がしています。

ということで、今週は調査月間。今日は提灯屋さんを2件回ります。様子はInstagramにもアップしていってるので、興味ある方はご覧ください。では。

白水


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