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【本を眺める・考えたこと】川瀬敏郎 一日一花と読書遍歴

3月 18th, 2014

川瀬敏郎 一日一花

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美しいものを見ると、心が浄化される。

誰しも、仕事をしたくない時間帯や、そんな気分の時があるのではないか。僕はしょっちゅうそんな時間帯がやってくる。みなさんはそんな時間は何をしているのだろうか?一生懸命頑張って、飲みに行く!という方もいれば、タバコを吸うという方もいれば、パチンコ・競馬をする人もいれば、いじける人もいるだろう。僕はというと本を眺めることでその時間帯をやりすごす事にしている。良い本を本棚にたくさん入れておくと、それこそ僕にとっては薬箱のような体を健康にたもってくれるツールのようだ。気が病んでいる時は、やたらと本が増えていくという傾向がある。その月の本を買った量で、僕の心の闇が見える。

この本は、心を癒してくれる一冊である。僕の中では編集の仕方がすばらしいと思う。毎日、毎日、365日花を活けて記録する。その行為を続けるのはなかなかに大変なことだし、それが全て美しい。「お、こんなのまで」という花も結構多い。実は桜展をやるために引っ張り出して来た本なのだが、2月末くらいから4月後半まで、くまなく「桜はないか!」と探したが、桜を生けた日は一日としてなかった。昔から「桜切るバカ梅切らぬバカ」ということわざがあるように、こういう花と向き合う人にとっても桜は生ける対象ではないのかもしれない。と思いながら、また本を眺めるのも楽しみの一つ。

本当は本と関わる仕事がしたかった。

大学生になるまで、本を読んだことなどまったくなかった。中学校の読書週間の時に読んだ「いちご同盟」だけは鮮明に覚えている。男と女が相撲をとる物語である(かなり一部...僕の記憶に強くのこっているところ)。本って面白いなと思った記憶がある。普段は外で遊びほうけてる子供だったが、休み時間も利用して一気に読んだのを覚えている。もう一つは中学校の時にめったに起きていることのない国語の授業でたまたま題目にあがっていた「城崎にて」。温泉地でトカゲを殺す過程を鮮明にとらえた物語である(かなり一部...僕の記憶に強くのこっているところ)。「城崎」は兵庫の温泉地である。僕は本でした読んだことなかったから、妄想がかなり膨らんでいた。さぞかし静かで山に囲まれた気持ちがいい温泉地なのだろうと。大学生のころ、九州からその妄想だけを膨らませ、何も知らずに一人車を走らせ城崎へ向った。そしたら、なんてことない観光地化した温泉街だった。僕はお金もなかったので、市民浴場に入って、地元のおっちゃんたちと少し世間話を話し、旅館に泊まるお金がある訳もない。ホテルの駐車場で車中泊をしたという思い出がある。なんとも言えない思いでである。

小中高とサッカーにあけくれ、大学では本格的にサッカーはせずに、何をしようかと模索していた。大学一年生のころ、あまりにも暇すぎて、ためしに本屋へプラッと立ち寄った。そこで辻内智貴さんの後に映画化もされることになる「セイジ」を読んで、「嗚呼、本って面白い。」と目覚め、大学の時は建築を勉強していたことから、建築の本を読んだり、小説を読んだりとしていた。ハルとは大学3年のころに出会い、一緒にコンペをやっていた。僕は大学生の鏡のような生活をしていて、昼12時ころ起きる。夜6時ころまで本を読む、ガストでハルと一緒に建築コンペに取り組む。朝6時まで本を読む。という生活を1年くらい繰り返していた。この一年が、僕にとって最も幸せだった一年間かもしれない。

大学の時、研究室の先生に「学生の時しか本が読めないから、たくさん読んどきなさい。」と言われ「そんな訳ないじゃん、ばかやろう。」なんて心の中で思っていたのだが、ところがどっこい。社会人になると、本当に本を読む時間が減った。よって、小説などの読み物より、見る本が多くなった。仕事として何かを調べなければならないときは読むが、小説などを読むことは本当に少なくなった。この仕事を始める前も、古物商をとって古本屋をはじめようと準備まで進めたりしたこともあったし、本の流通の仕組みなんかも、いろんな本やネットで調べたりもした。ブックカフェなんかもやれないかと検討したが、自分がそれで暮らしていける、仕事としてやっていける自信はなかった。

そして今、僕の手もとには大学時代から読んだり見たりした本がなかなかの量ある(僕は本は絶対全部買うようにしている(文庫本じゃなくて、単行本で。)。)。それを活かして何かできないかとずっと考えている。今のところは、このうなぎの寝床の仕事の延長線上に、本を利用した仕事は見えてこない。でも、5年後くらいには、なんとなく見えているような気がする。

ということで、なんとなく仕事が疲れてきたので、本のことで気分を紛らわせようとブログを書いてみました。

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