facebook
twitter

【日々のこと】装飾や複雑な柄はおてのもの。インドと織物

4月 22nd, 2015

インド 絣

装飾や複雑な柄はおてのもの。
綿と絹の絣があるインドと織物のこと。

去年インドに行ってきました。2泊3日という短い滞在で工房などはまわれなかったのですが、作り手やメーカーの人と何人か会わせてもらったので話しをしました。まず日本の絣を持って行ってたので、どうですか?と見せてみると「Oh ! very nice.」的なとこからはじまり(社交辞令的な感じではなかった・・・いや、僕をいい気分にさせようとそう装っていたのかはわかりません)「これがシングルイカット(絣は英語でikatと呼ぶ)で、これがダブルイカットだな!なかなか綺麗じゃないか。」的な話しで盛り上がりました。そして「柄はインドでも全部再現できるから、どう?うちで作ってみないか?」とさすがインド人、すぐビジネスの話しに持って行こうとしました(ニコニコとして)。ま、まだそこまでは考えていなかったので、そこは「いずれね。」と受け流しました。インドの方がすごく疑問に持っていたのは「全部この生地幅なの?」という部分でした。「そうだ、クールだろ!?」とイカした返答はできませんでしたが、きちんと説明はしました。久留米絣は着物をつくるために設計された織機で今も織物を続けているので、生地幅は36~8cmの着尺とよばれる幅がほとんどです。幅が狭いので柄合わせがし易く、機械織りで経緯絣(たてよこかすり)がしっかり織れるという部分が特徴でもあります。すると、この機械の輸出はできないなのか?的な話しになりました。それは、現実的に考えると進む話しでもないのだけれど、相手方の気持ちもわかります。ほとんどの世界の絣はおそらくまだ手括りの手織りが主流でしょう。日本では先人が機械織りを発明し、それをしっかりと定着させていったところに知恵と技術が詰まっていると思います。僕はこの機械を使っているところに、まだ久留米絣としての効率性と商品価値を持てると思っているので、そういう特徴を見直す上でもインドに行ってよかったなぁと感じました。

インドの絣はというと大きく言えば綿と絹の二種類があります。綿はファッションや日常着、インテリアとして使用されるという感じでしょうか?詳細の用途は掴めていませんが、絹はサリーの為に織られているものが多いようです。それは日本で同じことをやろうとすると何十万、何百万になる織物ですが、インドでは、その仕事を村のような小さな単位で、一枚一枚仕上げていっているようです。日本にはできない手仕事がまだ可能だということを記しています。広げてみてみてください。

あと、今回は絣に特化して置いていますが、インドはブロックプリント、ハンドプリント、絞り染め、板染め、絣、あらゆる技法がまだ残っています。北部の方は絨毯なども織っています。繊維産業に従事している人が統計をとれているだけで3000万~4000万人いるらしく、繊維産業のGDPは7%程度あるようです。多分統計に入っていない人も含めたらあと1000万人くらいいるんじゃないかなとおもいます。恐るべしインド。

白水


コメントはまだありません

No comments yet.

Sorry, the comment form is closed at this time.